友人は永遠の30代で時が止まったままですが、私たちの時は進んで皆40代。
様々な業界で地位も責任もある立場で活躍している友人たちの話を聞くととっても刺激になりますし、一方で学生時代と変わらない他愛もない話で盛り上がるのも心のリフレッシュになり、有意義な時間を過ごすことができました。
そして今日は日中、先日このブログでも告知をさせていただきました横浜市獣医師会主催の市民フォーラム『動物から元気をもらおう 気づきを築く面白さ』に参加してまいりました。
本編に先立って行われたのは、平成29年度横浜市優良飼い主表彰式。
横浜市内の各区から選ばれた優良飼い主さんたちの名前が読み上げられ、当店も所属する神奈川動物ボランティア連絡会代表の矢吹さんが表彰者代表として登壇されました。
その矢吹さんのご挨拶の言葉を紹介します。
「家族として共に暮らした動物を愛情と責任をもって看取る、その看取りの過程には大変なこともたくさんあると思います。そんな時、私たち飼い主の傍らには獣医師さんがいてくださいます。獣医師さんは医療の提供だけでなく、飼い主の心も支えてくださる。獣医師さんのおかげで悲しみを乗り越えられたという経験をされた方もたくさんいらっしゃると思います。獣医師会のますますのご発展を祈念し、獣医師さんたちへの感謝を申し上げ、代表者の挨拶に代えさせていただきます」
挨拶の言葉を聞きながら、私もいつもお世話になっている獣医師の先生のお顔が頭に浮かんできました。
信頼できる獣医師さんの存在、本当にありがたく、心強いものですよね。
さて、続いては本編の講演会。
第1部は動物の鳴き真似でおなじみ江戸家小猫さんの講演会、第2部は江戸家小猫さんと科学コミュニケーター・大渕希郷さんとの対談でした。

江戸家小猫さんはお家芸である動物の鳴きまねはもちろんのこと、お話の上手さも一流。
人をひきつけ、楽しませ、会場で起こったハプニングやお客さんの反応をも取り込み笑いに変える巧みな話術にはただただ感心の一言。
ボランティア仲間さんたちと共に、大笑いしながら拝聴しました。
科学コミュニケーター・大渕希郷さんのお話は小猫さんのお話とはまた違った興味深さがありました。
専門用語も事例やユーモアを交えながら噛み砕いてお話しくださり、科学コミュニケーションとは何か、科学コミュニケーターとはどんなお仕事なのか、とてもよくわかりました。
フォーラムは全編通して本当に面白かったのですが、小猫さんの講演の中で特に印象に残った言葉がありました。
それは講演を締めくくった『見慣れたものほどちゃんと見てみる』という言葉。
どんなお仕事にも当てはまる、“気づき”を得るための重要な視点。
もちろん我々ペットシッターの仕事にも当てはまります。
日々たくさんの動物と接してどんなに扱いに慣れたとしても、たとえ頻繁に会う常連さんのワンちゃんネコちゃんのお世話であっても、初心を忘れず、動物たちのちょっとした変化や心の声に気づくことのできる存在でありたいなと、改めて自分を戒めるきっかけにもなりました。
何かと慌ただしく流れていってしまう毎日ですが、こうして時間を作って人のお話を聞く機会って大切だなと思います。
無料のフォーラムと思えないほど充実した内容で、大変貴重な勉強をさせていただきました。
【3月5日追記】
なんと江戸家小猫さんご本人がこのブログをご覧になってくださり、Twitterで引用ツイートしてくださいました。
拙い文章でお恥ずかしい限りですが…今日の感想をご本人に届けることができてとても嬉しかったです(^-^)
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