2018年12月31日

年末のご挨拶

いつもこのブログを訪問してくださっている皆様、そして当店のサービスをご利用いただきました皆様、今年も一年ご愛顧をいただき誠にありがとうございました。

今日が大晦日だという実感が全くないのですが、それでも今年も無事に一年を終えることができ、まずはホッとしております。

さて、毎年恒例、大晦日のブログでご紹介するのは“除夜のワン”。
Youtubeで配信されているインターネット番組『うれみみチャンネル』の年末特番で、鐘の音の代わりにワンちゃん達の可愛らしい吠え声(ワン)で年を越そうという企画です。

今年もこの番組に看板犬・ジャックが出演しています。
ジャックの出番は70番目。
今年はあえて顔は見せず、吠えている後ろ姿です。
ジャックの男の背中、よろしかったら年越しのお供にぜひご覧ください♪

▼うれみみチャンネル【年越し恒例企画】除夜のワン 2018〜2019


大寒波の影響で連日厳しい寒さが続いておりますので、くれぐれもご自愛のうえお過ごしくださいね。
それでは皆様、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

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ご家族が揃う年末年始、
みんなで災害時の備えやペットの健康について考えましょう!

▼看板猫・キキ、初めてのエコー検査
http://green-jack.seesaa.net/article/463380593.html

▼猫の甲状腺機能亢進症【Part1】
http://green-jack.seesaa.net/article/463413419.html

▼猫の甲状腺機能亢進症【Part2】
http://green-jack.seesaa.net/article/463437876.html
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2018年12月30日

猫の甲状腺機能亢進症【Part2】

年末年始にペットの健康を考えるシリーズ”。
第2回の前回は、猫の甲状腺機能亢進症【Part1】と題して、その特徴や症状についてお話ししました。
第3回の今回は、その続編です。
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甲状腺機能亢進症は血液検査で血中の甲状腺ホルモンの量を測定し、ホルモンが異常に上昇していることを確認し、確定診断に至ります。

治療方法は内科治療(お薬による治療)と外科治療(手術)の大きく2つに分かれます。

まず最初に選択されるのは内科治療である場合が多いです。
抗甲状腺薬で出すぎているホルモンの量を抑えるのですが、ネコちゃんによって代謝量が違うため、お薬の量が合っているかどうかは、投薬後に検査し、結果を確認しながら治療を進めます。

ただ、ネコちゃんによってはお薬が体に合わなかったり、副作用が出たりすることもあります。(ネコちゃんに副作用が出る確率は2〜3割程度といわれています)
また、お薬により甲状腺ホルモンはうまくコントロール出来ていても、ネコちゃんの体内で甲状腺機能亢進症そのものは進行し続けるという症例もあり、それに伴い腎不全や心不全が進行してしまう場合も。
さらに、それ以前の問題として毎日飲み薬を飲むことが難しいネコちゃんもいるかもしれませんね。

そんなネコちゃんたちが選択するのが外科治療です。
外科治療とは、一言でいうと手術によって過剰にホルモンを分泌している甲状腺を取り除く治療方法です。
もちろん手術や麻酔に伴う負担やリスクは軽視できませんが、手術をすればほとんどの場合完治が望めて、お薬を飲み続ける必要が無くなります。

甲状腺機能亢進症の手術は日本では大学附属の動物病院や高度医療センターなどで行われることがほとんどですが、今回お客様がオススメしてくださったのは兵庫県三田市にある『南が丘動物病院』さん。
個人病院ですが、動物病院の中では最大級の書籍をお持ちで、更にクリニックでは珍しくCT等の先端医療機器を保有され、高度医療を維持するためのネットワーク作りにも大変熱心な病院です。

今回こちらの動物病院をご紹介くださったお客様は私よりもはるかに獣医療や動物病院にお詳しい方で、今回ご自身の愛猫ちゃんの手術にあたり、多数の病院を比較検討され、実際にそれぞれの院長先生ともお話を重ねられ、こちらの病院が最も信頼できるとご判断されたとのことでした。
私もインターネットの口コミなど、真偽のほどが定かでない情報はここには書かないようにしていますが、信頼できるお客様からの情報として、皆様にお知らせしたいと思った次第です。

少し専門的な話をしますと、甲状腺機能亢進症の手術では、甲状腺にくっついている上皮小体(副甲状腺)という臓器の機能を損なわないよう、いかに良い状態で残せるかが最も重要なポイントとなります。

南が丘動物病院の院長先生(菅野信二先生)は、猫の甲状腺機能亢進症においては先駆けといえる時期から長年研究に取組まれており、特に前述の上皮小体(副甲状腺)の微調整等という点においてトップレベルの技術をお持ちです。
シニアのネコちゃんの手術経験も豊富で、手術を受けたネコちゃんたちの予後も大変良好。
手術前の診察や相談にもとても親身に対応してくださる先生だそうです。

ご参考までに、菅野先生が書かれたネコちゃんの甲状腺機能亢進症に関するコラムをいくつかピックアップして載せておきます。

▼猫の甲状腺機能亢進症の治療:内科療法?外科手術?どちらを選ばれますか。
※菅野先生ご自身が飼われていた甲状腺機能亢進症のネコちゃんの手術例が掲載されています!
http://www.minamigaokaah.com/column/column_20180928_1482.html

▼ネコの甲状腺機能亢進症
http://www.minamigaokaah.com/column/column_20140928_865.html

▼猫の甲状腺機能亢進症 手術週間?
http://www.minamigaokaah.com/column/column_20161008_1195.html
(閲覧注意:手術中の写真が掲載されています)

▼猫の抗甲状腺剤による痒みの副反応
http://www.minamigaokaah.com/column/column_20140928_865.html

ネコちゃんの甲状腺機能亢進症は、治療を行わなければ命に係わる病気ですが、治療を行えば完治または良い状態をキープすることが可能です。

どの病気にも言えることですが、まずは早期発見!
ぜひ小さな変化を見逃さず、定期的な健康チェックをしてあげてくださいね。


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2018年12月28日

猫の甲状腺機能亢進症【Part1】

年末年始にペットの健康を考えるシリーズ”。
第1回となった前回は、看板猫・キキがこの秋受診した健康診断の話題を書きましたが、第2回の本日はネコちゃんに多い、ある病気について掘り下げていきたいと思います。
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ネコちゃんに多い病気のひとつに、甲状腺機能亢進症があります。
もちろんワンちゃんがかかることもありますが、圧倒的に10歳を過ぎたシニアのネコちゃんの罹患率が高く、早い子では5歳〜6歳でかかる場合も。
猫種や性別による罹りやすさの差はないといわれています。

甲状腺とは喉の部分にあるホルモンの分泌腺で、甲状腺から出るホルモンは身体の代謝を活発にする役割があります。

「亢進(こうしん)」とは高ぶり進むこと。
つまり甲状腺が働きすぎてしまうのですね。
甲状腺から過剰に分泌されたホルモンが必要以上に代謝を促進してしまうために、エネルギーをたくさん使ったり、心臓をはじめ様々な臓器を動かしすぎてしまうというのが特徴です。
※反対に、甲状腺の働きが鈍ってしまう病気が「甲状腺機能低下症」です。

最初にネコちゃんに現れるのは、
・よく食べる
・活発になる
・食べているわりに痩せている
などの症状。

そのうち
・水を飲む量、オシッコの量が増える
・落ち着きがなくなる
・イライラしている
・性格が変わる(攻撃的になる等)
といった変化が出始め、

進行すると
・目立って痩せてくる
・毛艶が悪くなる
・毛が抜ける
・筋肉がなくなる
・食欲がなくなる
・下痢や嘔吐
・心臓、腎臓、肝臓等臓器の機能障害
…と、徐々に重篤な症状が現れます。

甲状腺機能亢進症が厄介なのは、初期症状がおおよそ病気だと思えないものであること。
「よく食べて活発に動く」イコール「うちの子は健康」という勘違いをしてしまい、発見が遅れやすい傾向にあります。

ちなみに同じ甲状腺機能亢進症でも人間とネコちゃんとではまったく深刻度が異なります。
人の場合この病で死に至ることはほぼありませんが、ネコちゃんの場合治療をしなければ必ず死に至る病(=絶対に治療が必要な病)なのです。
「あれっ?」と思ったら、小さな変化でもかかりつけの獣医さんに相談されることをおすすめします。

さて、今回なぜ甲状腺機能亢進症について書いているかというと、実はお客様のネコちゃんにこの病気にかかっている子がおり「病気の早期発見のための啓発や、同じ病気で頑張っているネコちゃんの飼い主様への情報提供のため、是非ブログで甲状腺機能亢進症のことを取り上げてほしい」とご提案があったからです。

そのお客様からはおすすめの動物病院の情報などもお寄せいただいているので、続きは次回、甲状腺機能亢進症の治療法と動物病院のご紹介などを交えてお送りしたいと思います。


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2018年12月26日

看板猫・キキ、初めてのエコー検査

あっという間にクリスマスも終わり、年越しまで1週間を切りました。
天気予報では年末年始に強い寒波がやってくるとのこと。
お正月はワンちゃんネコちゃんと一緒に暖かいお家の中でのんびりという方も多いことと思います。

そんな年末年始のご家族団らんのひとときに、是非皆さんで話しあっていただきたいことがあります。
それは、ワンちゃん・ネコちゃんの健康について。
日頃お忙しい方も年末年始のお休みの間は是非ワンちゃん・ネコちゃんとじっくり接し、変わったところがないか、様子を見てあげて下さい。

また、帰省などで久しぶりにご家族がそろうという方は、災害対策など「もしも」に備えた話し合いをするにも良い機会ですね。
有事を想定して地域の避難所となっている公園や学校まで、みんなでお散歩してみるのも良いと思います。


そんなわけで年末年始にペットの健康を考えるシリーズ”として、今回から3回連続で猫の健康に関するトピックをお送りします。

本日は、看板猫・キキがこの秋受診した健康診断の話題です。


当店の看板猫・キキは保護された猫ゆえ誕生日が不明ですが、生まれたのは2008年の夏。
…というわけで今年の夏を越してめでたく10歳となりました。
以前飼っていた猫の中に10歳の若さでガンで亡くなってしまった子がいたため、キキが10歳を迎えて元気でいてくれることは、飼い主としてもかけがえのない喜びです。

キキは薬を受け付けにくい体質のため室内飼いを徹底するという条件でワクチン接種はしていない上、体調を崩すこともほぼないのであまり動物病院のお世話にはならないのですが、10歳になったのを機に、健康チェックも兼ねて久々に動物病院に連れて行きました。

キキは診察台では鳴いたり暴れたりすることは一切なく、先生には「いい子だね〜」「えらいね〜」とほめられまくっていますが、単に病院が苦手で緊張からじっと固まっているだけ(^-^;
聴診、触診、血液検査のための採血もあっという間に終了しました。

1週間後。
血液検査の結果は、肝臓の数値が少し高め。
キキはいたって元気で食欲もあるので一見心配はなさそうだったのですが、先生から「もし肝臓の数値の上昇が腫瘍など直接的な原因によるものであれば治療が必要ですし、加齢によるものであれば治療せず様子見で良いので、ひとまず腫瘍か否かだけエコーで特定しておいた方が安心ですね」とのアドバイスをいただき、エコー検査をすることにしました。

エコー検査の最中もしぶしぶ感満載の表情ではありましたが、うんともすんとも言わずじっと検査を頑張ってくれたキキ。
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結局肝臓はきれいな状態で腫瘍などの異変は見られず、ホッとひと安心。
エコーの写真をいただいて帰ってきました。
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ジャックとキキのかかりつけ動物病院は予約制ではないので、私も仕事の合間に時間ができた時に連れて行って血液検査をお願いし、結果が出たら先生からお電話をいただき、後日仕事の空き時間にエコー検査へ…と、まさに思い立ったが吉日”の健康診断。
しかも、今回のエコー検査は肝臓に腫瘍があるかないかを見るだけなので絶食もしなくて済み、とっても楽でした!

たった2回の通院で聴診、全身の触診と血液検査、肝臓については再検査まで済み、結果的に何事もなく大きな安心を得られました。
「うちの子は元気だから大丈夫!」と思っていても、やはり定期的な健康診断は大切ですね。


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2018年12月24日

看板犬ジャック、12歳になりました!

昨日、看板犬・ジャックが12歳の誕生日を迎えました。
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今年のジャックへの誕生日プレゼントはオーガニックのヒマラヤチーズ。
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最初はニオイを嗅いで「何これ?」という顔をしていましたが、ひとたびガジガジし始めるともう夢中!
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噛んで良い時間の目安は1日20分なのですが、20分経って取り上げようとすると唸って怒るほどの執着ぶりで、そこまで気に入ってくれたなら、これを選んだ甲斐がありました(^-^)
▼奪われまいと真剣な表情…(笑)
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そしてもうひとつのプレゼントは関節ケア用のサプリメント。
ジャックは知らないうちにごはんに混ぜられているのでプレゼントしてもらったとは思っていないでしょうが…(笑)
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まだまだ元気に歳を重ねてほしいと思います!

この3連休はワンちゃんネコちゃんと一緒にクリスマスを過ごされた方も多かったことと思います。
お散歩中にもサンタさんのコスプレで歩いている可愛いワンちゃんたち、たくさんお見掛けしました。

こちらは昨日、仕事の移動中に遭遇した風景。
サンタクロースの衣装をまとった数十人の人たちがスタンドアップパドルボードで大岡川の水面を進んでいました。
水辺の多い横浜らしいクリスマスの風景に、つい移動の足を止めて、シャッターを切ってしまいました(^-^)
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posted by グリーンジャック at 23:00| Comment(0) | 愛犬のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする