さかのぼること、6月半ば。
仕事を終えて帰宅すると、膝の裏側の筋に少し痛みが。
これまでも仕事が立て込んだ日は疲労と共に膝や腰が痛くなることはありましたが、一晩寝ると良くなってだいたい治っていたので、今回も同じように考えていました。
が、日を追うごとに痛みは強くなり、膝の裏側だけでなくお皿の上側、下側、そして左右…痛みの範囲も大きくなり、先週半ばからは階段の上り下りもつらくなり、歩き方もぎこちなく。
とはいえ先週はご予約も多めだったのと、コロナ感染予防のため医療機関にかかることを控えたい気持ちもあり、サポーターをしたり、湿布を貼ったり、痛み止めを飲んだりしながらなんとか仕事をこなしていました。
膝が痛くなってからつくづく実感したのは、シッターの仕事がいかに膝を酷使するかということ。
ワンちゃんのお散歩中、歩いたり走ったりすることはもちろん、急に飛び出しそうになったワンちゃんを踏ん張って制止したり、怖がりのワンちゃんが物音に驚いて飛び上がった時に体勢を崩して膝をひねってしまったり。
室内でのお世話はしゃがんだり膝をついたりしてする作業も多いですし、介護や投薬などでは保定しながら無理な体勢を取ることもあります。
お世話中、私が動いているところへ突如ネコちゃんが足元に駆け込んできて踏んでしまいそうになった時などは、とっさにネコちゃんを避けるのが精一杯で着地に失敗し、膝をグキッとやってしまうことも日常茶飯事です。
そんなわけでだましだまし数日働いていたら、膝の周りがどんどん腫れはじめ「これはまずい!」と先週金曜日、近所の整形外科に駆け込みました。
これまで骨折はおろか、脱臼や捻挫、突き指など骨や関節のトラブルとは全く無縁だったので、整形外科にかかるのは今回が人生で2度目。(ちなみに人生初の整形外科受診は学生の頃、2年間で身長が一気に20cm近く伸び、歩けなくなるほどの成長痛に見舞われた時でした)
膝痛の原因、自分的には「もう若くないし、きっと膝の軟骨が擦り減っているんだろう」と思っていたのですが、レントゲンを撮ってみると膝軟骨はそこまで減っておらず、膝の酷使からくる炎症で水が溜まって腫れていたようでした。(言われてみると6月後半から7月頭にかけて膝をグキッとやった記憶は何度かあり…(^-^;)
問診のなかで仕事内容やどの程度膝を酷使しているか(一日トータルでのワンちゃんのお散歩時間、自転車での移動距離、お世話中に取りがちな姿勢など)を話したら先生に軽く引かれましたが(笑)、あまりうるさいことをおっしゃらない先生だったので、仕事にドクターストップをかけられることもなく、「週1回、1ヶ月程度の通院で良くなると思いますよ」とのこと。
大事に至らずホッとしました。
結局、その場ですぐ水を抜く処置と炎症を押さえるヒアルロン酸注射をしたら、ビックリするくらい一瞬で腫れが引き、痛みも8割方消えました。
膝に注射を打ったのは人生初。結構痛かったですが、これで楽になるなら全然我慢できます!
実は診断を受けるまで、相当悪かったり、万が一手術なんてことになったらどうしようと、気が気じゃありませんでした。
あのままの痛みが続いていたらこれまで通り営業は続けられなかったでしょうし、最悪廃業しなければならなくなったら、既に秋までいただいているご予約はどうしようか、その後は何をして生計を立てようかということまで頭をよぎりましたが、そうならずに済んでよかったです。
今にして思えばここまでケガも故障もせずに来れたのは幸運だったと思わなくちゃいけないですね。
今後も末永く営業できるよう、これからはもう少し膝をいたわることも意識して生活してみようと思いました。
…というわけで、すっかり歩くことも階段を上り下りすることも、元通りできるようになりました。
短期間でしたが痛い思いをし、足腰の悪い方や動物たちの辛さや不自由さが分かり、良い経験になりました。
▼ゆっくり一段ずつ階段をのぼるジャック

「変形性関節症の僕の気持ちも、分かってくれた?」
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posted by グリーンジャック at 18:10|
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お仕事-シッター日記
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