今日は午前中のシッティングを終え、お昼から『動物のいのちを考えるシンポジウム〜殺処分ゼロバブル?〜』に参加してきました。
ボランティアスタッフとして受付を少しお手伝いした後は、会場の片隅で講演やディスカッションを聴講しました。
獣医師の先生による講演や、女子アナウンサーによる朗読会、獣医師・行政・愛護団体等様々なお立場の方がパネリストとなったパネルディスカッションなど、盛りだくさんの4時間。
座席が足りずに立ち見の方も出るほどで、ご参加の皆さんの動物愛護への高い関心と熱意がヒシヒシと感じられ、何だか嬉しくなりました。
昨今よく耳にする「殺処分ゼロ」。
なんだか目標を達成したような、問題が解決したような…そんな響きがありますが、殺処分ゼロを達成した裏にはどんな背景があるのか、具体的に知ることができました。
殺処分されなくなった動物たちが、すべて終生飼養してもらえる飼い主さんのもとへ行っていればこんなに理想的なことはありませんが、実際はそうではありません。
以前にもこのブログに書きましたが、殺処分を行っていないだけで、飼い主さんのお迎えも愛護団体による引き出しもなく愛護センターで一生を過ごす動物もいる、愛護団体によって愛護センターから引き出されても飼い主さんが見つからずに愛護団体のシェルターやボランティアさんのお宅で一生を過ごす動物もいる…
殺処分のグラフがゼロになったところで統計を終了するのではなく、その後その動物たちがどうしているのかをきちんと追って統計を取り、公開してこそ意味があるとの意見には深く共感しました。
やはり現場を知る方の言葉を生で聴くことは何より勉強になりますね。
シッター業務には直接関係がなくても、動物と向き合う姿勢という点においては色々と得るものがあり、有意義な時間となりました。
▼ブログランキング参加中!いつも応援ありがとうございますm(_ _)m
2016年11月12日
この記事へのコメント
コメントを書く