
現在、日本では1/3の家庭がペットを飼育しており、さらに近年は室内飼いによる飼育環境の向上や、ペットフード、医療技術の進化などからペットの高齢化が進んでいるという現状。
そんなペットの高齢化にスポットをあてた様々なサービスや技術が紹介されていました。
ヘルニアで一度は歩行不能になったワンちゃんが再び走り回れるまでになるペット医療の最先端・再生医療の技術や、ペットの健康寿命を伸ばす「わんわんフィットネス」の犬専用ジム、老犬ホームやペットシッターによる老犬介護サービス、ペットと一緒に入居できる老人ホームなどなど…。
私はまさしく訪問介護のサービスを提供する側にいる人間なので、こうしたサービスへの認知が広まり利用者が増えることは大変ありがたいことですし、それにより飼い主様のご負担が少しでも軽減されれば何よりだと思います。
が、愛犬愛猫の一飼い主という立場になれば話は別で、もし介護が必要になった場合、私は外部のサービスは利用せず自力で介護したいと思っています。
「どんなに大変だとしても自分の手で介護を…」とお考えの方は、私以外にもきっとたくさんいらっしゃるでしょう。
そうなると番組で紹介されていたようなサービスを充実させることのほかに、ペットの通院や看病、介護などに対する社会の理解が進むことも、同様に必要なことではないかと思います。
例えば会社勤めをされている方は、ペットの通院のための遅刻や早退が認められたら、ペットの様子を見に仕事中一時外出(帰宅)の許可がもらえたら、介護や看病のために休暇が取得できたら、しかも肩身の狭い思いをせず堂々と取れたらどんなにいいでしょうか。
(今は自分や家族の体調不良などとウソも方便の理由を伝えてお休みされている方が圧倒的に多いですよね。)
私が会社勤めを辞めて開業したのには、実はいずれ訪れるであろうペット介護に備えるという理由もひとつにありました。
ペットシッターの仕事であれば地元密着のため近場で働けますし、仕事をどれだけの件数引き受けるかは自分である程度決めることができ、仕事と仕事の合間に自宅に戻ったり、通院することもできますから。
自分の人生も、ペットとの暮らしも、大事な選択の連続。
「あの時こうしておけばよかった」という後悔のないよう、自分が一番納得できる選択をしながら進んでいきたいですね。
▼ブログランキング参加中!いつも応援ありがとうございますm(_ _)m


【関連する記事】