2017年03月21日

ワンちゃんに優しい配慮を…

今朝、東京で桜の開花発表がありましたね。
いよいよ春の行楽シーズン、先週末あたりから少しずつ世間にも春休みムードが漂い始めてきました。

行楽シーズンになると、ワンちゃんのお散歩中に観光客の方、地元の方など、カメラを片手に散策されている方と多くすれ違うのですが、無断でワンちゃんの写真を撮られていることがよくあります。
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シッターとしてワンちゃんを連れている時は、私は飼い主ではないので、原則として写真撮影はお断りするようにしています。
もちろん飼い主様との会話の中でそうした写真撮影をされてもかまわないということをお聞きしている場合はOKすることもありますが、それはかなり例外的です。

また、当店は営業エリアの場所柄、外国人観光客の方とすれ違うことも多く、過去には日本語がまったく通じない外国人のグループに囲まれて突如ワンちゃんの撮影が始まるという事態があり…慌てて拙い英語とジェスチャーで撮影をやめてもらうようお伝えしたこともありました。

しかし、それもこれも「写真を撮っていいですか?」という問いかけがあって初めてOKかNGかの判断ができるもの。
無断の場合その余地すらありません。

先日の3連休の間にも、こんなことがありました。
お客様のワンちゃんと近くの公園でお散歩している最中、突然背後でシャッターを切る音が聞こえました。
振り向くとそこにいらしたのは地元ではそこそこお顔の知られたカメラ好きのおじさまで、以前他のワンちゃんのお散歩中にも無断で写真を撮られたことのある方でした。

その時ワンちゃんはちょうど排泄の真っ最中で急いで立ち去ることもできずその場にとどまっていると、近寄ってきて排泄を終えたばかりのワンちゃんをさらに撮影しようとするので、すぐに制止。
その時連れていたのは警戒心の強いワンちゃんだったので、知らないおじさまに近づかれ、さらにはカメラを向けられ、緊張度はMAXに達し、ついに1頭のワンちゃんが吠え始めてしまいました。
するとそのおじさま「こっちの子は吠えてるけど、こっちの子は大丈夫みたいだね」ともう1頭のワンちゃんに近づき始めましたが、実は吠えていないワンちゃんの方がさらに警戒心が強く…恐怖のあまり吠えることもできず固まっていたのです。

その方には事情をお話しし、排泄の後処理もあるので、カメラを向けるのをやめてその場を離れていただくようお願いし、何とかその場を収めました。


シチュエーションは違いますが、よそのワンちゃんを触る時についても同じことが言えます。

「触ってもいいですか?」という問いかけがあればOKかNGかの判断もお伝えできますし、念のためリードを短く持ったりするなどの準備もできるのですが、意外とその一言がない場合が多いです。

「わぁ、かわいい!」と突然手を伸ばして撫でたり、「尻尾を振っているから大丈夫ね」と近づいたり(尻尾を振っている=必ずしもご機嫌が良いとは限りません)。
小さなお子さんが「あっ、ワンワンだー!」と大声をあげながら駆け寄ってきた時などは特に肝を冷やします。

実は子供が苦手なワンちゃんはとっても多く、そのようなワンちゃんの場合、なるべくお子さんのたくさんいる場所を通らないようにするよう誘導しますが、どうしても決まったコースでしかお散歩できないワンちゃんの場合、そうもいかないことがあります。

手を伸ばす前に「触ってもいいですか?」の一言を、大人はもちろん、小さなお子さんの親御さんはぜひお子さんにも教えてあげてほしいと思います。


というわけで長くなってしまいましたが、ワンちゃんの写真を撮りたい時は「撮っていいですか?」の一言を、ワンちゃんに触れたい時は「触ってもいいですか?」の一言を…ワンちゃんたちへの優しいご配慮をどうぞよろしくお願いいたします。


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posted by グリーンジャック at 18:16| Comment(0) | お仕事-シッター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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