オフだったら愛犬ジャックを連れて遊びに行きたいところでしたがそうもいかず、見学は午後の部を1時間だけ。
日頃ボランティア活動でペットの災害対策の啓発活動にかかわらせていただくことが多いため、防災対策教室と、同行避難体験コーナー、パネル展を見学してきました。
防災対策教室はポチたまでおなじみの松本君と、うれみみチャンネルでおなじみのいとゆきお姉さん(伊藤由貴子さん)によるトークショー。
いとゆきお姉さんの愛犬・たぬきちゃんも来ていて、しっかりカメラ目線いただきましたー♪
トークショーでは参加者が挙手をする形式で防災に対する備えをどの程度しているかアンケートを取るところからスタート。
人とペット両方の防災グッズを備えているという方が多数でしたが、中にはやらなきゃと思いつつもなかなかできていない方、人の防災グッズはないけれどペット用だけは備えているという方もいらっしゃいました。
続いてはコジマの店員さんの有志で結成されている動物愛護推進委員会の方も登場し、防災用に備えておきたい便利グッズの紹介。
ベスト5は出入口が左右どちらからでも開けられる両開きのケージ、フードやお水をあげる際に重宝する折り畳みボウル、ペット用のお水、ドライフード、ウンチが臭わない袋でした。
ウンチが臭わない袋は私も愛用していますが、ワンちゃんのウンチを入れて口をしばっておくと、閉め切った車内に一日置いておいても臭わない、本当にすぐれモノ。
避難時は人間の排泄物や嘔吐物の処理にも活用できるので、若干お値段は張りますがひとつ備えておくといいと思います。
さらに松本君からは災害時の心得として自助”共助”公助”という3つのワードについてお話がありました。
自助は自分で自分の身を助けること、共助は地域で共に助けあうこと、公助は行政による救助や支援のこと。
災害の初期は自助と共助が特に大切で、とりわけペットに関する支援物資などが届くまでには約1週間ほどかかる可能性があるため、まずは1週間分の備えをすること、そして共助のためにご近所さんと顔見知りになり、コミュニケーションを取れるようにしておくことの重要性について説明がありました。
特にワンちゃんの飼い主さんはお散歩中だと挨拶をしたり、立ち話をしたり、コミュニケーションがとりやすいですよね。
私もウチのご近所はもちろんのこと、常連さんのお宅周辺でもすっかり顔見知りになっているワンちゃんや飼い主さんが多数いらっしゃり、こうした日々のコミュニケーションはこれからも大切にしていきたいなと思いました。
こうしてトークショーは盛況のうちに終了。
災害は怖いと脅かすのではなく、聞く人を楽しませながらも具体的かつ真剣にお話しするという松本君の伝え方が素晴らしいなと、ただただ感心でした。
こちらは同行避難体験コーナー。
飼い主さんが重たいリュックを背負い、片手には手荷物(箱)を持って、もう片方の手でワンちゃんのリードを持って、障害物のある道を歩きます。
障害物はブルーシートの下に空のペットボトルを敷き詰めたもので、踏んだ時に出る音や、ブルーシート、でこぼこの障害物から伝わる足の裏の感覚にビックリしながらも、みんな一生懸命にコースを歩いていました。
こちらはパネル展。
動物たちが置かれた厳しい環境や、ボランティアさんの活躍、被災地のその後など、東日本大震災の写真を中心に展示されていました。
また、会場で配られていたもので良いなと思ったのは「もしもカード」。
外出先で被災してけがをしてしまった場合など自宅へ帰れない時、自宅にペットがいることを知らせるカードです。
いくら自宅にしっかり備えをしていても、被災するのはもしかしたら外出先かもしれません。
あらゆるシチュエーションを想定して念には念を入れておくことが必要ですね。
会場でお会いしたコジマの店長さんは「ペットショップである私たちが災害対策についてお伝えすることで、まずはきっかけとなる気づき”を提供できたら…」とおっしゃっていました。
フードを買いに来たり、トリミングに来たり、普段啓発の場にはいらっしゃらない方ともたくさんの接点があるコジマさんならではの手法ですよね。
仕事の合間、わずかな時間でしたが、学びと気づきの多い1時間となりました。
今日得たものは早速日々の仕事やボランティア活動に活かしていきたいと思います。
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