2018年06月29日

地域猫ちゃんのお世話

今日は、地域猫ちゃんについてのお話です。

当店のシッター訪問先はほとんどが室内飼いのワンちゃん・ネコちゃんのお世話となりますが、時々地域猫ちゃんのお世話のご依頼をいただくことがあります。

他店のシッターさんには「外猫ちゃんのお世話はお断り」と謳っている方も多い中、私がこのようなご依頼をお受けしている理由はただひとつ、自分も野良から保護された猫の里親となっているので他人事とは思えず、外猫ちゃんにも幸せな生涯を送ってほしいとの思いからです。

ただし外猫ちゃんのお世話を無条件にお引き受けしているわけではなく、ご依頼主様が責任をもって不妊去勢手術をし、病気・ケガをしていれば治療をし、ご近所の皆様のご理解を得てお世話をされている場合に限ります。(例えば不妊去勢手術をしていない猫ちゃんにただごはんだけあげてほしいというようなご依頼の場合はお断りしています。)


地域猫ちゃんのお世話にあたる際、気をつけていることがあります。
それは、適度な距離感をキープし、仲良くなりすぎないこと。

室内飼いの猫ちゃんの場合、訪問回数を重ねるごとに慣れて距離が縮まっていくパターンが多く、人懐っこい子であれば撫でたり、抱っこしたりといったスキンシップも自然と増えていきますが、地域猫ちゃんの場合、どんなに人懐っこい子でも私から撫でることはありませんし、ましてや抱っこすることなど絶対にありません。
それは衛生面の問題から控えているというのもあるのですが、最大の理由は人馴れし過ぎて人間に対する警戒心が薄れないようにしてもらうため。

猫ちゃんにとって外で生きることはとても過酷で、考えたくはないですが人間による虐待に遭う可能性もあります。
万が一そのような危険が迫った時に自分の身を守るため、人間を疑い・警戒する感覚も忘れず研ぎ澄ませておいてほしいのです。

私がお世話に行ったらごはんがもらえることを理解して姿を見せ、目の届く範囲でごはんを食べてくれれば、それだけで充分。
本当は仲良くなりたい気持ちをぐっと抑えて、静かに見守っています。
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posted by グリーンジャック at 23:35| Comment(0) | お仕事-シッター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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