
ヘレンちゃん、ゴールデンウィークあたりからお腹の調子が悪くなり始め、病院で検査を受けても原因がわからず、お薬を飲んでも症状が改善せず…夏を迎えてからはかなり体力を消耗していました。
先月末、一度だけヘレンちゃんが食欲を取り戻し、驚くほど元気になった時期がありました。
今にして思えば、もう一度飼い主様と大好きなお散歩を思いっきり楽しめるようにと、神様がくれた時間だったのかなと思います。
私もその時間を少しだけおすそ分けしてもらいました。
久々にヘレンちゃんと長めのお散歩、楽しかったな〜
目をキラキラ輝かせ、とっても嬉しそうだったヘレンちゃんの表情が忘れられません。
そして、お別れの時は突然やってきました。
その日も夕方のお散歩に伺ったのですが、ヘレンちゃん暑さも影響してか少し息が上がっているようだったので近場でトイレだけ済ませて早めに帰宅。
涼しいお部屋に戻ったら元気を取り戻し、ご褒美のおやつをパクパク食べていたので、ホッとしてお世話を終え、お宅を後にしました。
その約2時間後。
お仕事からお帰りになった飼い主様からヘレンちゃんが亡くなったとのご連絡が入りました。
さっきまで一緒に過ごしていたのでにわかには信じられず、「また来週ね〜」と声をかけたのが最後のお別れになるとは想像だにしていませんでした。
大急ぎで仕事を終え、閉店間際のお花屋さんに駆け込み、その足で弔問へ…
飼い主様のご厚意でお別れをいう時間をいただくことができました。
これが私が最後に撮ったヘレンちゃんのお写真。

飼い主様からは「(亡くなったのが)伊藤さんの来てくれた日で良かった。最後の写真が残って何よりです」とのお言葉をいただきました。
ヘレンちゃんと初めて会ったのは2年前の5月。
人見知りで警戒心強めなヘレンちゃん、初回のお打ち合わせに行ったときはサークルの奥に隠れて吠え続けていました。
が、一度心を許してくれるとそこからはとってもフレンドリーで、二本足で立ってお出迎えしてくれたり、無防備にお腹を見せてくれたり、頭をなでると目を細めてにっこり笑ったり、様々な表情を見せてくれました。

お散歩が何より大好きで、時間になって帰ろうとすると「帰りたくないー!!!」と地面に寝そべってしまうことも…。

一緒に暮らす後輩犬のチロちゃんとも仲良しで、お散歩中も、お家の中でも、何かとチロちゃんを気にかけてあげる、心優しいお姉さんでもありました。

幼い頃、兄弟犬たちと共に保護され、横浜動物里親の会で今のご家族と出会ったヘレンちゃん。
11歳でのお別れは早すぎますが、それでもご家族の愛情に包まれて幸せな生涯だったことと思います。
ヘレンちゃんには2年余りのお世話を通じて色々なことを教えてもらいました。
改めて、ヘレンちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
今週からはヘレンちゃんがいない寂しさからちょっぴり甘えん坊になったチロちゃんと二人っきりでのお散歩。
私もリードを握る手が片方空いてしまった違和感がまだぬぐえませんが、不思議と悲しくならないのは、たぶんチロちゃんを見守るためにヘレンちゃんが一緒について来てくれているからではないかと思います。
ヘレンちゃん、今まで本当にありがとう。
チロちゃん、ヘレンちゃんの分まで長生きしてこれからもお散歩頑張ろうね。
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