そんな中、最近お客様との会話の中で「ペットシッター業界にも影響ありますか?」と聞かれることが多いので、今日はこれをテーマにお話ししたいと思います。
我々ペットシッターは、ほとんどの事業者が犬または猫のお世話をメインとしています。
私のように犬猫両方のお世話をしているシッターもいれば、犬専門、猫専門のシッターもいます。
犬と猫を比較してみると、朝夕のお散歩と食事のお世話が必要な犬の方が、圧倒的にシッターを必要とする時間のスパンが短い傾向にあります。
飼い主様が泊まりがけでご不在の場合はもちろんのこと、その日のうちに帰宅される場合でも、
・残業
・アフター5のご予定
・日帰りのお出かけ
などを理由に需要が発生します。
これに対し猫は(投薬などが必要な子を除き)飼い主様がその日のうちにお帰りになる場合はほとんど需要がなく、泊まりがけでご不在になる場合に初めて需要が発生するケースが多いです。
ですので、旅行や出張をキャンセルされている方が多い現状を考えると、おそらく猫専門のシッターさんはかなり影響を受けている方が多いのではないかと思います。
当店に関していえば、常連さんに圧倒的にワンちゃんの飼い主様が多いので、おかげさまでさほど影響は受けていません。
先月はヘトヘトになるほど忙しかったですし、今月に入ってもご旅行、ご出張、ご帰省予定だったお客様のキャンセルが3件入ったのみ。
中には「在宅勤務になったのですが、仕事をしている間は家にいても(ワンちゃんたちの)相手をしてあげられないので」と変わらずお散歩のご依頼をくださるお客様もいらっしゃって…ありがたい限りです。
それでも、例年繁忙期となる春休みシーズン(3月後半)の忙しさは少し和らいでいるので、中断していた通信教育の勉強を再開したり、年度替わりの書類のファイリングや整理をしたり、事務仕事も溜め込まずに処理できたりと、空いた時間の有効活用もできて、デスク周りも頭の中も例年よりスッキリしています(^-^)
もしも私が猫専門のシッターだったら、今頃はアルバイトでもしていたかもしれません。
犬のお世話も承っていること、そしてたくさんの常連さんがいて下さるおかげで、経営危機に至らずに済んでいること、本当にありがたいことだなとつくづく感じます。
ひとつのジャンルに特化して専門性を高めるのももちろん素晴らしい働き方だと思いますが、安定した経営のためには事業の柱をいくつか持っておくことも必要だなと、新型コロナウィルスの影響を受け、思いがけず働き方を見つめ直すいい機会となりました。
実は今、新しい仕事のオファーをいただいており、さらに自分でも新たに始めたいこともあり、色々準備中の日々を送っています。
(シッター業務はこれまで通り続けますのでご安心ください。。)
非常事態、時代の流れ、ジャックやキキの老化、そして自分自身の加齢に伴う体力の低下…この先訪れるであろう色々なハードルに備えて、柔軟な働き方ができるよう工夫をしていきたいなと思っている今日この頃です。
↓写真は世相や経営なんてどこ吹く風の看板猫・キキ。

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