2020年03月29日

春はお別れの季節…

今月、ふたりのネコちゃんとのお別れがありました。
アメリカンショートヘアの小夏ちゃんと、ロシアンブルーのメルくん。
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小夏ちゃんとメルくんは同じお家に暮らしていた5ニャンズのうちのふたり。
特にメルくんは若い頃に腎臓を患って以来の闘病生活でしたが、通院、投薬、点滴、療法食…と飼い主様の手厚いケアで、長い間とっても元気に過ごしていました。
小夏ちゃんもシニアさんながらとっても元気で、昨年までは検診でも異常なしと診断されていたのですが、今年に入って病気が分かり…

そんなお辛い状況の中、飼い主様は小夏ちゃんとメルくんの近況をこまめに知らせて下さり、「亡くなってからのご報告では寂しいから」と、私に小夏ちゃんとメルくんに会う時間も作ってくださいました。

メルくんは体調に波があり、食欲があって元気な日と寝床に籠って出てこない日を繰り返していたそうですが、私がお伺いした日は飼い主様と私が話しているテーブルの上に陣取って、寝転んでお腹を見せたり、足をフミフミしたり…その後ごはんのおねだりも飛び出して、ビックリするくらい元気な姿を見せてくれました。

▼これはシッターの時に撮った写真ですが、まさにこんな感じでご機嫌でした。
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小夏ちゃんも食欲が落ちてほとんど食べられない状況の中、室内をスタスタ歩き回ったり、日向ぼっこをして気持ちよさそうにお昼寝したり、いつもと変わらぬ様子で過ごしていて…その姿から生命力の強さをヒシヒシと感じさせてくれました。

▼こちらもシッター中に撮りためた写真。小柄で、控えめで、奥ゆかしい性格の小夏ちゃん、いつまでも子猫のような愛らしさでした。
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飼い主様とは、メールでやりとりしたり、お会いしたりした中で、本当に色々なことをお話ししました。
病気のネコちゃんとの向き合い方、動物病院の先生との信頼関係、そして何より献身的にご看病を続けられてきた日々の積み重ね…本当に尊敬できるところばかりで、些細な会話からも勉強させていただくことがたくさんありました。

いつもシッターの帰り際はワンちゃんネコちゃんに「またねー」と声をかけて帰るのですが、その「またね」が果たせないままお別れになってしまい、悲しい思いをしたこともたくさんありました。
小夏ちゃんとメルくんとは、最後に元気な姿を一目見てからお別れすることができて、飼い主様には感謝の気持ちでいっぱいです。

最期は小夏ちゃんもメルくんもご家族が揃うタイミングを待って、最愛の飼い主様のお膝の上で旅立ったとのこと、ふたりとも飼い主様思いの頑張り屋さんでした。

立て続けに愛猫との別れを迎えた飼い主様の悲しみは察するに余りあるほどで、胸が痛みます。
でも、先に旅立ったメルくんは、数日後にあちらで小夏ちゃんと再会できて、きっと心強かっただろうな。。

虹の橋で元気に走り回るふたりの姿を思い浮かべながら、舞い散る桜と季節外れの雪を眺めている弥生の終わりです。


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posted by グリーンジャック at 12:18| Comment(0) | お仕事-シッター日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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