▼事件の詳細はこちら。
事件の発端は犬同士のケンカ…81歳男が逮捕(FNNプライムオンライン)
https://www.fnn.jp/articles/-/97607
先に殴りかかろうとした(結果空振りで殴っておらず)コーギーの飼い主さんももちろん悪いのですが、反対に殴りかかって相手の歯を折るほどのケガを負わせた秋田犬の飼い主さんの行為は言語道断。
秋田犬保存会の支部長というお立場だったなら、秋田犬の習性も充分理解していたのでは?
そもそも噛みつく前にリードを短めに持って制止するなど、他のワンちゃんへの危害を未然に回避する策はいくらでも取れたはずです。
さらに、事件の詳細を伝えた後、犬に詳しい専門家のインタビューが放送されていたのですが、その際「人懐っこいコーギー」「忠誠心の強い秋田犬」というテロップが出ていたのにはいささか疑問を感じてしまいました。
コーギーでも凶暴な子は結構いますし、逆に獰猛さはどこかに忘れてきてしまったような穏やかで人懐っこい秋田犬だっています。
また、コーギーや秋田犬に限らず、普段は穏やかな子でも、ある日ある時何かのきっかけで攻撃的になることも…犬に「絶対大丈夫」はないと、私は思っています。
私もかつてシッター中のお散歩で、犬同士がまだ5メートル以上離れた状態で何のコンタクトも取っていないのに、突然犬歯と敵意をむき出しにしたコーギーがお客様のワンちゃんめがけて猛ダッシュしてきたことがありました。(その時はお客様のワンちゃんを物陰に隠し、その前に私が立ってコーギーとの接触を防ぎ、咬傷事故を回避しました)
他にもノーリードのラブラドールレトリバーに突然背後から突進されたこともありますし、すれ違いざまにお客様のワンちゃんに噛みつこうとしたチワワやトイプードルも見てきました。
危害を加えてくるワンちゃんに多いのが、リードを伸ばし放題にして自由にさせているパターン。
前述のコーギーもフレキシブルリードを全開にゆるめて自由にさせていたので、いざ攻撃が始まってからも飼い主さんはまったく制止ができませんでした。
危険が迫ってなお、「どうしたの?」「なんで?」とワンちゃんに問いかけていたり、今まさに噛みつこうとしているそばで「うちの子は噛むはずないのにな〜」などと口にする飼い主さんもいらして、そんな時は私も厳しい口調で「弁解はいいからまずリードを短くして制止してください」と言ってしまいます。
ワンちゃんにも色々な性格の子がいて、苦手や嫌いなものも犬それぞれ。
仲良くできずに激しく吠え合ってしまったり、跳びかかろうとしたりするのは、ある程度やむを得ないことだと思います。
大事なのはその時飼い主さんがきちんと制止してけが人やケガをするワンちゃんを出さないこと、これに尽きます。
ワンちゃんには非はなく、起こったことはすべて人間(=飼い主)の責任。
愛犬との楽しいお散歩タイム、トラブルで逮捕者が出たり、ワンちゃんが悪者になったりする事件は、無くなってほしいものですね。
重たい話題になってしまったので、写真だけは明るいものを。
今日シッター中にお散歩で訪れた山下公園「未来のバラ園」、秋バラが満開でとってもキレイでした♪
▼ブログランキング参加中!いつも応援ありがとうございますm(_ _)m
【関連する記事】