朝夕の冷え込みも厳しくなり、冬らしい気候になってきました。
今年はもう大掃除がほぼ済んでいるので、少しだけ気持ちにゆとりのある師走。
あとは手つかずの年賀状作成を頑張らなくては〜(^-^;
さて、今日は看板犬ジャックの食事や体のケアをご紹介しつつ、シニア犬の冬のケアについて書いてみたいと思います。
シニア犬に限らず、若いワンちゃんにも、人間にも共通して言えることなのですが、冬はとにかく体を冷やさないことが大切!
中から食事で、外から保温して、両面から冷え対策をすると効果的です。
まずは食事面でのケアについて。
以前もこのブログに書いたのですが、梅雨から夏の湿度が高い時期は体に湿気がたまりやすく、東洋医学では湿気が体の不調をもたらすと言われています。
ジャックは東洋医学的に見ると湿気が溜まりやすい体質で、先生曰く“水ポチャ体型”。
毎日の手作り食に、体から湿気を追い出す食材を積極的に取り入れていました。
ただ、湿気を追い出す食材は、身体を冷やすものが多く、秋冬も同じものを摂取し続けていると体が冷えてかえってよくないのだとか。
そこで体を冷やさずに湿気を追い出す食材として先生がすすめて下さったのが「ローリエ」と「もやし」。
特にローリエはジャックがいつも食べている手作り食の肉野菜スープに1枚入れて煮るだけのお手軽アイテム!
幸いジャックはローリエの香りもまったく嫌がらず、いつも通りモリモリ食べてくれています。

※写真左、スープの中央に入っている茶色い粉末はマコモパウダー、小さな銀の粒は樋屋奇応丸です。
樋屋奇応丸は小児用の薬ですが、ワンコも服用でき、気圧にの変化に伴う気の乱れをととのえたり、寝つきの悪さや夜鳴きの改善に効果があります。
次に体の外側からのケア。
ジャックは毎晩寝る前のマッサージと、週に2〜3回自宅でのお灸、さらに月に一度老犬クリニックでの鍼灸整体治療…がルーティーンになっています。
さらに、冬は自宅で過ごす時間やお散歩の時間にも、とにかく腰だけは冷やさないようにと先生からのアドバイス。
家では極力腹巻きを巻いて過ごし、お散歩も防寒のため腰回りを覆う洋服を着せて、お天気の良い日はなるべく暖かい日なたを歩くようにしています。

洋服を着るのが苦手な子は、例えばマントのように背中に羽織るだけのものでも、とにかく冷たい風が直接当たらないというだけで全然違うそうです。
そしてジャックが愛用している腹巻きは、実は人間用。
腹巻きを買おうとウエストを測ったら60センチ近くあり、これなら人間の婦人もので全然いいねということになりました(笑)(人間用の方が安価でバリエーション豊富です!)
「冷えは万病のもと」――昔の人はよく言い得たものですね!
寒い冬を温かく過ごし、世のワンちゃんたちが元気に冬を乗り切れますように☆
最後に、ちょっと話題は変わりますが…
獣医師の星野浩子さんの著書『愛犬と20年いっしょに暮らせる本』の中に「13歳の壁」という言葉があります。

ワンちゃんの平均寿命は14歳。
10歳を過ぎる頃から老化に伴う病気や不調が続々と出てきて、「13歳の壁」を乗り越えられるかどうかが元気に長生きできるかどうかの、ひとつの大きなポイントになる…というこの本のキーワードです。
ちなみにこの本には、西洋医学では「歳だから仕方ない」と言われてしまう病気や不調を、東洋医学的なケア(マッサージ、お灸、季節の過ごし方、食事など)で改善し、13歳の壁を乗り越えるための、シニア犬との暮らし方のコツやヒントがたくさん掲載されています。
ジャックは12歳で後ろ足がふるえてびっこを引き始め、当時はこのまま一気に老化が進み、介護生活になることも覚悟しました。
が、現在は東洋医学の力を借りてすっかり足腰の具合もよくなり、びっこを引いていた12歳の頃よりも、もうすぐ14歳になる今の方が断然元気!
13歳の壁突破まであと少しです(^-^)
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