先々週&先週はお盆の繁忙期。
今年は帰省やご旅行にお出かけになったお客様が大変多く、久々にコロナ前のような慌ただしさでしたが、猛暑でなかったことが幸いし、無事乗り切ることができました。
そんなわけでブログもすっかりさぼっていましたが、今日は春に慢性腎不全と診断された看板犬・ジャックのその後についてお話したいと思います。
診断から3ヶ月後となった7月、経過観察のため血液検査を受けました。
春の検査結果では慢性腎不全のステージ2前半でしたが、今回の検査結果ではステージ3の前半に移行していました。
春の段階ではまだ療法食や薬に頼る段階ではないと判断し、リンを多く含む食材を避けるのみの手作り食で様子を見ていましたが、ステージ3に突入したここからは、もう一歩踏み込んだ治療が必要…ということで、今回もかかりつけの先生&老犬クリニックの先生への相談、家族との作戦会議を経て、今月からまた新たなケアに取り組んでいます。
そんなわけで、今回も診断から現在取り組んでいる治療やケアについて、数回に分けて投稿します。
同じように腎臓を患っているワンちゃんの飼い主様のご参考になれば幸いです。
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7月末、血液検査の結果が出たことを知らせる先生からの連絡。
「腎機能の低下が少し進んでいるので、検査結果のご説明と治療のご提案をしたいと思います」とのこと。
すぐに病院に出向いて先生のお話を聞きに行ってきました。
先生から提案されたのは以下の4点でした。
1.食事内容の変更
腎臓用の療法食に切り替えるorこれまでと食事は変えずに「リン吸着剤」を服用する。
2.点滴
QOL向上(体のだるさを取り除く)ため、点滴を開始する。
3.投薬
腎臓の残存機能を保護し長持ちさせるため、降圧剤(血圧を下げる薬)を投与を開始する。
4.サプリメント
リンを制限しながらアミノ酸を補給し、クレアチニンを低下させる作用のあるサプリメント「アミンアバスト」を摂取する。
そして、先生のお話を聞いた私の率直な気持ちはというと。。
1の食事内容については、春に慢性腎不全の診断を受けた時の投稿にも書いた通り、腎臓用の療法食の脂質の多さに抵抗があり、どうしても切り替える気にはなれませんでした。
腎臓用の療法食はリンやナトリウムを制限しているほか、タンパク質も制限していて、本来タンパク質で摂取できていたカロリー分が不足してしまうので、それを補うために脂質を多くしてカロリーアップしているのです。
その結果どうしても脂っぽくなってしまう腎臓用の療法食。
肝臓(ALP)や膵臓(リパーゼ)の値も高めのジャックには消化器系に負担のかかる脂っぽい食事は避けたく。。
腎臓用の療法食を使用したくないという考えは春から変わっていないことを伝えると、先生は「食事は変えずにリン吸着剤を投与する方法はいかがですか?」と、吸着剤のサンプルを出してくださいました。
2の点滴は、点滴のために頻繁に通院するのはジャックにも自分にも負担だし、自宅でするにしても保定などでジャックの自由を奪った状態で処置をするのはストレスになるのではないか?という気がして、正直気乗りがしていませんでした。
(最近のジャックは老化の影響で、嫌なことに対する拒絶反応がだんだん強くなってきており…)
3の投薬と4のサプリメントについては、本当に必要なものなのか、鍼灸治療や現在摂取しているサプリメント類との相性はどうなのか、1の吸着剤服用の件も含め、老犬クリニックの先生にセカンドオピニオンを仰ぎたいなと思いました。
今回も先生には自分の中で引っかかっていること、検討したいことなどざっくばらんに本音をお伝えし、その日は吸着剤のサンプルだけいただいて病院を後にしました。
▼検査結果、先生の診断やアドバイスを忘れないようにまとめたメモ、サンプルでいただいた吸着剤。
…というわけで、次回は老犬クリニックの先生に仰いだセカンドオピニオンの話です。
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2021年08月25日
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