2018年12月30日

猫の甲状腺機能亢進症【Part2】

年末年始にペットの健康を考えるシリーズ”。
第2回の前回は、猫の甲状腺機能亢進症【Part1】と題して、その特徴や症状についてお話ししました。
第3回の今回は、その続編です。
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甲状腺機能亢進症は血液検査で血中の甲状腺ホルモンの量を測定し、ホルモンが異常に上昇していることを確認し、確定診断に至ります。

治療方法は内科治療(お薬による治療)と外科治療(手術)の大きく2つに分かれます。

まず最初に選択されるのは内科治療である場合が多いです。
抗甲状腺薬で出すぎているホルモンの量を抑えるのですが、ネコちゃんによって代謝量が違うため、お薬の量が合っているかどうかは、投薬後に検査し、結果を確認しながら治療を進めます。

ただ、ネコちゃんによってはお薬が体に合わなかったり、副作用が出たりすることもあります。(ネコちゃんに副作用が出る確率は2〜3割程度といわれています)
また、お薬により甲状腺ホルモンはうまくコントロール出来ていても、ネコちゃんの体内で甲状腺機能亢進症そのものは進行し続けるという症例もあり、それに伴い腎不全や心不全が進行してしまう場合も。
さらに、それ以前の問題として毎日飲み薬を飲むことが難しいネコちゃんもいるかもしれませんね。

そんなネコちゃんたちが選択するのが外科治療です。
外科治療とは、一言でいうと手術によって過剰にホルモンを分泌している甲状腺を取り除く治療方法です。
もちろん手術や麻酔に伴う負担やリスクは軽視できませんが、手術をすればほとんどの場合完治が望めて、お薬を飲み続ける必要が無くなります。

甲状腺機能亢進症の手術は日本では大学附属の動物病院や高度医療センターなどで行われることがほとんどですが、今回お客様がオススメしてくださったのは兵庫県三田市にある『南が丘動物病院』さん。
個人病院ですが、動物病院の中では最大級の書籍をお持ちで、更にクリニックでは珍しくCT等の先端医療機器を保有され、高度医療を維持するためのネットワーク作りにも大変熱心な病院です。

今回こちらの動物病院をご紹介くださったお客様は私よりもはるかに獣医療や動物病院にお詳しい方で、今回ご自身の愛猫ちゃんの手術にあたり、多数の病院を比較検討され、実際にそれぞれの院長先生ともお話を重ねられ、こちらの病院が最も信頼できるとご判断されたとのことでした。
私もインターネットの口コミなど、真偽のほどが定かでない情報はここには書かないようにしていますが、信頼できるお客様からの情報として、皆様にお知らせしたいと思った次第です。

少し専門的な話をしますと、甲状腺機能亢進症の手術では、甲状腺にくっついている上皮小体(副甲状腺)という臓器の機能を損なわないよう、いかに良い状態で残せるかが最も重要なポイントとなります。

南が丘動物病院の院長先生(菅野信二先生)は、猫の甲状腺機能亢進症においては先駆けといえる時期から長年研究に取組まれており、特に前述の上皮小体(副甲状腺)の微調整等という点においてトップレベルの技術をお持ちです。
シニアのネコちゃんの手術経験も豊富で、手術を受けたネコちゃんたちの予後も大変良好。
手術前の診察や相談にもとても親身に対応してくださる先生だそうです。

ご参考までに、菅野先生が書かれたネコちゃんの甲状腺機能亢進症に関するコラムをいくつかピックアップして載せておきます。

▼猫の甲状腺機能亢進症の治療:内科療法?外科手術?どちらを選ばれますか。
※菅野先生ご自身が飼われていた甲状腺機能亢進症のネコちゃんの手術例が掲載されています!
http://www.minamigaokaah.com/column/column_20180928_1482.html

▼ネコの甲状腺機能亢進症
http://www.minamigaokaah.com/column/column_20140928_865.html

▼猫の甲状腺機能亢進症 手術週間?
http://www.minamigaokaah.com/column/column_20161008_1195.html
(閲覧注意:手術中の写真が掲載されています)

▼猫の抗甲状腺剤による痒みの副反応
http://www.minamigaokaah.com/column/column_20140928_865.html

ネコちゃんの甲状腺機能亢進症は、治療を行わなければ命に係わる病気ですが、治療を行えば完治または良い状態をキープすることが可能です。

どの病気にも言えることですが、まずは早期発見!
ぜひ小さな変化を見逃さず、定期的な健康チェックをしてあげてくださいね。


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2018年12月28日

猫の甲状腺機能亢進症【Part1】

年末年始にペットの健康を考えるシリーズ”。
第1回となった前回は、看板猫・キキがこの秋受診した健康診断の話題を書きましたが、第2回の本日はネコちゃんに多い、ある病気について掘り下げていきたいと思います。
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ネコちゃんに多い病気のひとつに、甲状腺機能亢進症があります。
もちろんワンちゃんがかかることもありますが、圧倒的に10歳を過ぎたシニアのネコちゃんの罹患率が高く、早い子では5歳〜6歳でかかる場合も。
猫種や性別による罹りやすさの差はないといわれています。

甲状腺とは喉の部分にあるホルモンの分泌腺で、甲状腺から出るホルモンは身体の代謝を活発にする役割があります。

「亢進(こうしん)」とは高ぶり進むこと。
つまり甲状腺が働きすぎてしまうのですね。
甲状腺から過剰に分泌されたホルモンが必要以上に代謝を促進してしまうために、エネルギーをたくさん使ったり、心臓をはじめ様々な臓器を動かしすぎてしまうというのが特徴です。
※反対に、甲状腺の働きが鈍ってしまう病気が「甲状腺機能低下症」です。

最初にネコちゃんに現れるのは、
・よく食べる
・活発になる
・食べているわりに痩せている
などの症状。

そのうち
・水を飲む量、オシッコの量が増える
・落ち着きがなくなる
・イライラしている
・性格が変わる(攻撃的になる等)
といった変化が出始め、

進行すると
・目立って痩せてくる
・毛艶が悪くなる
・毛が抜ける
・筋肉がなくなる
・食欲がなくなる
・下痢や嘔吐
・心臓、腎臓、肝臓等臓器の機能障害
…と、徐々に重篤な症状が現れます。

甲状腺機能亢進症が厄介なのは、初期症状がおおよそ病気だと思えないものであること。
「よく食べて活発に動く」イコール「うちの子は健康」という勘違いをしてしまい、発見が遅れやすい傾向にあります。

ちなみに同じ甲状腺機能亢進症でも人間とネコちゃんとではまったく深刻度が異なります。
人の場合この病で死に至ることはほぼありませんが、ネコちゃんの場合治療をしなければ必ず死に至る病(=絶対に治療が必要な病)なのです。
「あれっ?」と思ったら、小さな変化でもかかりつけの獣医さんに相談されることをおすすめします。

さて、今回なぜ甲状腺機能亢進症について書いているかというと、実はお客様のネコちゃんにこの病気にかかっている子がおり「病気の早期発見のための啓発や、同じ病気で頑張っているネコちゃんの飼い主様への情報提供のため、是非ブログで甲状腺機能亢進症のことを取り上げてほしい」とご提案があったからです。

そのお客様からはおすすめの動物病院の情報などもお寄せいただいているので、続きは次回、甲状腺機能亢進症の治療法と動物病院のご紹介などを交えてお送りしたいと思います。


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2018年10月04日

大人もハマる!?かわいいブロック

たまには仕事とまったく関係ない、ゆるーい話題を…。

先日、買い物に行った100円ショップでこんなものを見つけました。
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これはDAISOで売っている『プチブロック』という商品。
パッケージには「セントバーナード」と書いて売られていましたが、茶色と白の色合いがどことなく看板犬・ジャックに似ていて、ついつい衝動買い(^-^)

このプチブロックは犬や猫のほか、野生動物や乗り物など様々なラインナップがありました。
ちなみにSeriaにも『マイクロブロック』という名前で同様の商品が売られていて、私が見た感じではDAISOの方が犬種が豊富、猫の種類はどちらも少なめでした。

早速説明書を見ながら作ってみると、30分とかからずに完成!
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バンダナの部分は本当は黄色のブロックでしたが、ワンワンパトロール隊のバンダナをモチーフに緑色に塗って、ワッペンのイラストも描いてみました。

どうでしょう、ジャックに似ていますか?
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なお、ブロックは少し余分に入っているので、説明書通り作り終えてもこんなに余ってしまいました。
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これなら小さなパーツを無くしてしまっても予備があって安心ですが、ワンちゃん、ネコちゃんたちのブロックの誤飲にはくれぐれもお気をつけてくださいね。


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2018年09月28日

メディア掲載情報!

久しぶりに、看板犬・ジャックと私のメディア掲載情報です。

4ヶ月ほど前、一件の取材をお受けしていました。
取材依頼があったのは「ペット災害危機管理士」の資格を認定している全日本動物専門教育協会さん。

資格取得に至った動機や、資格を活かしてどのような活動をしているかなどのご質問にお答えする形で原稿を寄稿しました。

記事と共にジャックと私の写真や、同行避難訓練の様子などもアップされています。

本日よりこちらのページに掲載されていますので、ご興味のある方はご覧ください。

図1.jpg


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2018年08月22日

安全なお散歩のために〜事件からの教訓〜

日曜日の早朝、当店のすぐ近くで飲酒運転によるひき逃げ事件がありました。

▼ニュース記事
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180820-00010001-tvkv-l14

運転していたのはご近所に住む、本牧エリアの飲食店店長さん。
亡くなられた方もすぐ近くにお住まいの方で、私は存じ上げませんでしたが、ボランティア仲間さんが親しくされており、シャイで口数は少ないけれど、真面目で思いやりのあるとてもやさしい方だったとのこと。
昨日の仕事帰り、ちょうどそのボランティア仲間さんが事故現場に手を合わせているところに通りかかり…かける言葉が見つかりませんでした。

日曜日の朝6時台に起こったひき逃げ事件。
事件現場は私もジャックとの散歩でよく歩いている場所でした。
ワンちゃんのお散歩をしている飼い主さんも多い時間帯、もしかしたら被害に遭うのは自分だったかもしれないし、ご近所のワンちゃんの飼い主さんだったかもしれない…そう考えると恐怖と怒りに震えてしまいます。

今回の事件、歩道を通行していただけの被害者の方に非はなく、責められるべきは100%飲酒運転をした運転手さんではありますが、教訓としてこれまで以上に歩道の通行、特にワンちゃんとのお散歩中の通行には気をつけたいなと、強く思いました。

お散歩中の歩道の通行、実は様々なところに危険が潜んでいます。
他の歩行者や自転車の往来に気を配ったり、車道から歩道に乗り上げてくる車に注意したり、駐車場から歩道を横切って車道へ出て行く車に注意したり。
信号待ちをする際には車道ギリギリの位置で待つのではなく、少し下がったところで待つなど、ちょっとした心がけで避けられる危険は確実にあります。

また、ワンちゃんのお散歩中、スマホを見ている方、イヤホンで音楽を聴いている方が意外と多いですが、これはご本人が思う以上に注意力が低下してしまうので絶対にやめてほしいと思います。

ワンちゃんの様子と安全を「目」で確認し、ワンちゃんの息遣いと周囲の気配に「耳」をすませて、是非安全で楽しいお散歩タイムを…。
亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、得た教訓を無駄にせず仕事や日々の暮らしに活かして行けたらと思います。
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