2019年03月11日

あなたの防災力を試そう。

東日本大震災から8年が経ちました。

ここ数日はお客様とのお打ち合わせでも災害対策のことがたくさん話題に上りました。
スポットでシッターをご利用いただいており、都度鍵のお預かりとご返却をしているお客様の中にも、「急な災害で帰宅できなかった時のために今後は伊藤さんに鍵を預けたままにできたら…」とご検討くださっている方もいらっしゃり、動物の命を預かるペットシッターのお仕事は、災害への正しい知識と心構えが絶対的に必要な職業だなと、つくづく思いました。


ところで、現在テレビCMも流れていますが、YAHOO!で『全国統一防災模試』が行われていること、ご存じでしょうか?
3月末までにスマートフォンでYAHOO!のサイトにアクセスすれば、誰でも無料で模試にチャレンジできます。

防災模試のキャッチフレーズは「あなたの防災力を試そう」。
というわけで、私の防災力を試すべく、防災模試にチャレンジしてみました。

結果は…
図1.jpg
ゴッドと言われるほどの者ではございませんが(笑)、自分でもよくできたかなぁと思います。

採点結果と合わせ、自分の防災力のバランスや講評、自分の住む都道府県の平均点も教えてくれます。
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高得点が取れたのは、知っている内容がほとんどだったから。
ペット災害危機管理士の資格を取った際に学んだこと、災害対策のセミナーや講演会などに多数参加して専門家のお話から学んだこと、そして東日本大震災以来災害への意識を常に持ち続けていたことが、この結果につながったと思います。

他人事と思わずいつか自分の身にも起こることと意識し、知ろうと心掛けるだけで、みなさんもすぐ「防災ゴッド」になれますよ!


もしもの時、まずは自分の無事を確保し、動物たちを守れる存在でいられるよう、8年前の経験と教訓をこれからも風化させずに大事にしていかなくてはと思った、3月11日の午後なのでした。


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2019年02月22日

【中区民対象】参加無料!『災害時のペット対策講演会』のご案内

本日は、中区役所から「広く地域の皆様に周知を…」とご依頼をいただきました、講演会のご案内です。

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来月、横浜市中区在住の方を対象に『災害時のペット対策講演会〜専門家の話を聞いてみよう〜』と題した参加無料の講演会が開催されます。

災害に備えてペットの飼い主はどうすればよいのか?
獣医の先生や中区役所の職員さんが最新の動向を交えながらお話ししてくださいます。
専門家のお話を聞いて、日頃の飼い方や災害への備え、見直してみませんか?

ちなみに、今回の講演会の講師は、かもめ動物病院院長の中山孝大先生。
中山先生はご自身の病院で日々獣医療にあたっておられるほか、中区獣医師会の会長さんもされており、災害時に備えて中区の獣医師と動物取扱業者で動物のためのボランティアチームを結成するためのネットワークづくりも行うなど、災害対策にも熱心な方。
(実際、私のところにもボランティア協力のご依頼をいただき、すぐに登録をさせていただきました。)
私も啓発イベントなどでお会いしたことがあるのですが、とっても気さくで面白い先生です。

こうして無料でじっくりお話を聞けるのは、とっても貴重な機会です。
お申し込みは先着順となりますので、ご興味のある方はぜひぜひお早めにお申し込みください。
ご参加の方には動物迷子札のプレゼントも!

講習会の詳細、お申込み方法は以下の通りです。
※なお、中区役所のホームページでも詳細情報やパンフレットなどご覧いただけます。

■日時
3月17日(日)13時〜14時30分(受付12時30分〜)

■会場
開港記念会館 6号室
所在地:横浜市中区本町1丁目6番地

■参加費
無料

■定員
中区在住の方 先着100名
※ペット同伴不可

■お申込先
中区役所 生活衛生課 環境衛生係

■お申込み方法
お電話、ファックスまたは申込フォームにて
・お電話の方⇒TEL:045−224−8339まで。
・FAXの方⇒こちらより申込用紙をダウンロードし、必要事項を記入してFAX:045−681−9323まで。
・申込フォームの方⇒こちらにアクセスし、必要事項をご入力ください。


余談ですが…
こうした啓発イベントの告知も、横浜市動物適正飼育推進員のお仕事のひとつです(^-^)


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2018年12月30日

猫の甲状腺機能亢進症【Part2】

年末年始にペットの健康を考えるシリーズ”。
第2回の前回は、猫の甲状腺機能亢進症【Part1】と題して、その特徴や症状についてお話ししました。
第3回の今回は、その続編です。
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甲状腺機能亢進症は血液検査で血中の甲状腺ホルモンの量を測定し、ホルモンが異常に上昇していることを確認し、確定診断に至ります。

治療方法は内科治療(お薬による治療)と外科治療(手術)の大きく2つに分かれます。

まず最初に選択されるのは内科治療である場合が多いです。
抗甲状腺薬で出すぎているホルモンの量を抑えるのですが、ネコちゃんによって代謝量が違うため、お薬の量が合っているかどうかは、投薬後に検査し、結果を確認しながら治療を進めます。

ただ、ネコちゃんによってはお薬が体に合わなかったり、副作用が出たりすることもあります。(ネコちゃんに副作用が出る確率は2〜3割程度といわれています)
また、お薬により甲状腺ホルモンはうまくコントロール出来ていても、ネコちゃんの体内で甲状腺機能亢進症そのものは進行し続けるという症例もあり、それに伴い腎不全や心不全が進行してしまう場合も。
さらに、それ以前の問題として毎日飲み薬を飲むことが難しいネコちゃんもいるかもしれませんね。

そんなネコちゃんたちが選択するのが外科治療です。
外科治療とは、一言でいうと手術によって過剰にホルモンを分泌している甲状腺を取り除く治療方法です。
もちろん手術や麻酔に伴う負担やリスクは軽視できませんが、手術をすればほとんどの場合完治が望めて、お薬を飲み続ける必要が無くなります。

甲状腺機能亢進症の手術は日本では大学附属の動物病院や高度医療センターなどで行われることがほとんどですが、今回お客様がオススメしてくださったのは兵庫県三田市にある『南が丘動物病院』さん。
個人病院ですが、動物病院の中では最大級の書籍をお持ちで、更にクリニックでは珍しくCT等の先端医療機器を保有され、高度医療を維持するためのネットワーク作りにも大変熱心な病院です。

今回こちらの動物病院をご紹介くださったお客様は私よりもはるかに獣医療や動物病院にお詳しい方で、今回ご自身の愛猫ちゃんの手術にあたり、多数の病院を比較検討され、実際にそれぞれの院長先生ともお話を重ねられ、こちらの病院が最も信頼できるとご判断されたとのことでした。
私もインターネットの口コミなど、真偽のほどが定かでない情報はここには書かないようにしていますが、信頼できるお客様からの情報として、皆様にお知らせしたいと思った次第です。

少し専門的な話をしますと、甲状腺機能亢進症の手術では、甲状腺にくっついている上皮小体(副甲状腺)という臓器の機能を損なわないよう、いかに良い状態で残せるかが最も重要なポイントとなります。

南が丘動物病院の院長先生(菅野信二先生)は、猫の甲状腺機能亢進症においては先駆けといえる時期から長年研究に取組まれており、特に前述の上皮小体(副甲状腺)の微調整等という点においてトップレベルの技術をお持ちです。
シニアのネコちゃんの手術経験も豊富で、手術を受けたネコちゃんたちの予後も大変良好。
手術前の診察や相談にもとても親身に対応してくださる先生だそうです。

ご参考までに、菅野先生が書かれたネコちゃんの甲状腺機能亢進症に関するコラムをいくつかピックアップして載せておきます。

▼猫の甲状腺機能亢進症の治療:内科療法?外科手術?どちらを選ばれますか。
※菅野先生ご自身が飼われていた甲状腺機能亢進症のネコちゃんの手術例が掲載されています!
http://www.minamigaokaah.com/column/column_20180928_1482.html

▼ネコの甲状腺機能亢進症
http://www.minamigaokaah.com/column/column_20140928_865.html

▼猫の甲状腺機能亢進症 手術週間?
http://www.minamigaokaah.com/column/column_20161008_1195.html
(閲覧注意:手術中の写真が掲載されています)

▼猫の抗甲状腺剤による痒みの副反応
http://www.minamigaokaah.com/column/column_20140928_865.html

ネコちゃんの甲状腺機能亢進症は、治療を行わなければ命に係わる病気ですが、治療を行えば完治または良い状態をキープすることが可能です。

どの病気にも言えることですが、まずは早期発見!
ぜひ小さな変化を見逃さず、定期的な健康チェックをしてあげてくださいね。


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2018年12月28日

猫の甲状腺機能亢進症【Part1】

年末年始にペットの健康を考えるシリーズ”。
第1回となった前回は、看板猫・キキがこの秋受診した健康診断の話題を書きましたが、第2回の本日はネコちゃんに多い、ある病気について掘り下げていきたいと思います。
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ネコちゃんに多い病気のひとつに、甲状腺機能亢進症があります。
もちろんワンちゃんがかかることもありますが、圧倒的に10歳を過ぎたシニアのネコちゃんの罹患率が高く、早い子では5歳〜6歳でかかる場合も。
猫種や性別による罹りやすさの差はないといわれています。

甲状腺とは喉の部分にあるホルモンの分泌腺で、甲状腺から出るホルモンは身体の代謝を活発にする役割があります。

「亢進(こうしん)」とは高ぶり進むこと。
つまり甲状腺が働きすぎてしまうのですね。
甲状腺から過剰に分泌されたホルモンが必要以上に代謝を促進してしまうために、エネルギーをたくさん使ったり、心臓をはじめ様々な臓器を動かしすぎてしまうというのが特徴です。
※反対に、甲状腺の働きが鈍ってしまう病気が「甲状腺機能低下症」です。

最初にネコちゃんに現れるのは、
・よく食べる
・活発になる
・食べているわりに痩せている
などの症状。

そのうち
・水を飲む量、オシッコの量が増える
・落ち着きがなくなる
・イライラしている
・性格が変わる(攻撃的になる等)
といった変化が出始め、

進行すると
・目立って痩せてくる
・毛艶が悪くなる
・毛が抜ける
・筋肉がなくなる
・食欲がなくなる
・下痢や嘔吐
・心臓、腎臓、肝臓等臓器の機能障害
…と、徐々に重篤な症状が現れます。

甲状腺機能亢進症が厄介なのは、初期症状がおおよそ病気だと思えないものであること。
「よく食べて活発に動く」イコール「うちの子は健康」という勘違いをしてしまい、発見が遅れやすい傾向にあります。

ちなみに同じ甲状腺機能亢進症でも人間とネコちゃんとではまったく深刻度が異なります。
人の場合この病で死に至ることはほぼありませんが、ネコちゃんの場合治療をしなければ必ず死に至る病(=絶対に治療が必要な病)なのです。
「あれっ?」と思ったら、小さな変化でもかかりつけの獣医さんに相談されることをおすすめします。

さて、今回なぜ甲状腺機能亢進症について書いているかというと、実はお客様のネコちゃんにこの病気にかかっている子がおり「病気の早期発見のための啓発や、同じ病気で頑張っているネコちゃんの飼い主様への情報提供のため、是非ブログで甲状腺機能亢進症のことを取り上げてほしい」とご提案があったからです。

そのお客様からはおすすめの動物病院の情報などもお寄せいただいているので、続きは次回、甲状腺機能亢進症の治療法と動物病院のご紹介などを交えてお送りしたいと思います。


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2018年10月04日

大人もハマる!?かわいいブロック

たまには仕事とまったく関係ない、ゆるーい話題を…。

先日、買い物に行った100円ショップでこんなものを見つけました。
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これはDAISOで売っている『プチブロック』という商品。
パッケージには「セントバーナード」と書いて売られていましたが、茶色と白の色合いがどことなく看板犬・ジャックに似ていて、ついつい衝動買い(^-^)

このプチブロックは犬や猫のほか、野生動物や乗り物など様々なラインナップがありました。
ちなみにSeriaにも『マイクロブロック』という名前で同様の商品が売られていて、私が見た感じではDAISOの方が犬種が豊富、猫の種類はどちらも少なめでした。

早速説明書を見ながら作ってみると、30分とかからずに完成!
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バンダナの部分は本当は黄色のブロックでしたが、ワンワンパトロール隊のバンダナをモチーフに緑色に塗って、ワッペンのイラストも描いてみました。

どうでしょう、ジャックに似ていますか?
図1.jpg

なお、ブロックは少し余分に入っているので、説明書通り作り終えてもこんなに余ってしまいました。
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これなら小さなパーツを無くしてしまっても予備があって安心ですが、ワンちゃん、ネコちゃんたちのブロックの誤飲にはくれぐれもお気をつけてくださいね。


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