2016年02月25日

青色申告ができずにいます…(T-T)

個人事業主のみなさま、青色申告はもう済みましたか?

かくいう私はタイトル通り、まだなのです。
昨年は1月中旬に済ませていたのに、今年はもう2月も下旬。

こんなに遅れている原因は何かというと…マイナンバーカードです。

私は開業前からずっと確定申告はe-Taxでしていたのですが、昨年の申告を終えた直後に、住基カードの電子証明書の有効期限が切れてしまいました。

その際、役所の窓口の方から「来年マイナンバー制度が始まったら、マイナンバーカードに無料で電子証明書機能が付きますので、今更新しない方がお得ですよ」と説明を受け、そういうことならと電子証明書を更新せずにいました。

そしてマイナンバーの通知書が到着。
早速マイナンバーカードの申請手続きを行いました。

申請時点では年明け以降に順次交付通知書を発送するということでしたが、2月に入ってもまったく届く気配がなく、横浜市のコールセンターへ問合せ。
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オペレーターの方がおっしゃるには、「(私が申請した時期の分は)2月上旬に郵便局に持ち込まれ、2月中旬にはお手元に届きます」とのこと。
それなら申告に間に合うなと、ほっとひと安心し、引き続き待つことにしました。

…が、2月の下旬に入っても到着の気配がなく、再度横浜市のコールセンターへ問合せ。
するとその時のオペレーターの説明は、前回の方とは違うものでした。

「2月上旬に郵便局に持ち込まれた分は、2月中旬に管轄の役所に届くのであって、お手元に届くのが2月中旬というわけではありません。役所ではその後交付通知書に受け取りに必要な予約IDを付与する作業を行いますので、お手元に届くのはもっと後になります」と。

さらに、「この番号にかければカードが出来上がって管轄の役所に届いているかどうかまでは教えてもらえますよ」と別のフリーダイヤルを案内されました。

そして、案内していただいた番号へ問い合わせをしてみると、「役所への配達状況はこちらではご案内しておりません。どこの自治体がそのような案内をしているのですか?」と。

出ました!お役所お得意のたらい回しです。
信じた私が愚かだったと思うよりほかない結末でした。

そして本日現在、まだカードは届かず…

税理士さんに申告書類のチェックに来ていただく日取りも、マイナンバーカード待ちで延び延びになってしまい、ご迷惑のかけ放題(´Д`;
ギリギリまでカードを待つべきか、今年はe-Taxをあきらめて紙で申告すべきか、そろそろ決断のしどころです。

それにしても、国は窓口混雑の緩和のためe-Taxを推奨しておきながら、マイナンバー制度によってe-Taxの利用を阻害してくるなんて、まったくひどい仕打ちですね…(T-T)
以上、真夜中の愚痴でした(笑)


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posted by グリーンジャック at 01:09| Comment(0) | 青色申告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月26日

第4回目の記帳指導を受けました!

先日、税務署から税理士さんを無料で派遣していただける「記帳指導」の第4回目(最終回)が終了しました。
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※記帳指導を受けることになった経緯はこちら。
http://green-jack.seesaa.net/article/401696155.html
※第1回目の記帳指導で学んだことはこちら。
http://green-jack.seesaa.net/article/404051057.html
※第2回目の記帳指導で学んだことはこちら。
http://green-jack.seesaa.net/article/406168199.html
※第3回目の記帳指導で学んだことはこちら。
http://green-jack.seesaa.net/article/408789949.html


【第4回目の記帳指導の概要】
・年末までの仕訳、帳票の総チェック
・『確定申告書等作成コーナー』で申告書類作成練習
・『e-TAXソフト』で申告書類作成本番
・アンケート


最終回の指導は2時間の長丁場。
まずはすべての帳票を税理士さんに見ていただき、OKが出たところでプリントアウト。
早速『確定申告書等作成コーナー』で申告書類作成の予行練習です!

国税庁ホームページ『確定申告書等作成コーナー』
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/kakutei.htm

確定申告書等作成コーナーに入り、『書面提出』を選択したら、『青色申告決算書作成コーナー』へ。

自分で作った損益計算書を見ながら、売上、経費等を該当欄に入力していきます。
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売上、仕入については項目をクリックするとこのように月ごとの明細を入力する画面が出てくるので、月ごとの総額をひたすら入力します。
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損益計算書の入力が終わったら、次の画面で今度は貸借対照表を見ながら資産、負債、資本を入力していきます。
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貸借対照表の入力が終わったら、次の画面で納税地や自分の住所、事業所の情報等を入力。
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これで青色申告決算書が完成。
ここまで来たら書類として印刷したり、データとして保存したりすることができます。
後日追加入力や修正をしたい場合も、とりあえずこの時点でのデータを保存し、次回そのデータを読み込んで再入力することも可能です。


青色申告決算書が終わったら確定申告書等作成コーナーにのトップに戻り、再び『書面提出』を選択したら、今度は『確定申告書作成コーナー』へ。

最初の画面で、開業した事業で得た所得と、開業前の勤め先から支払われたお給料などがあればその額を入力します。
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給与所得がある場合は、次の画面で勤め先から発行された源泉徴収票を見ながら、支払金額、源泉徴収額、天引きされた保険料等の金額、勤め先の名称や住所を入力します。
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続いて、次の画面で年金や生命保険、医療費等、各種控除額を入力し、
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さらに次の画面で納税地や自分の住所等を入力したら確定申告書が完成。

こちらも青色申告決算書同様、印刷やデータ保存が可能です。


さらに、私は初年度、開業費などの経費がかさみ赤字になったため、損失の繰越を行うための第四表というものも作成しました。
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これは今年度の赤字額を図の赤枠部分に入力するだけ。
3年間は損失の繰越が可能なので、2年目以降黒字が出たらその額から繰り越した赤字分を差し引くことができ、その分の税金はかからないという素敵な仕組みなのです!

青色申告、65万円の控除もありがたいですが、長い目で経営を考えていくうえではこの3年間の赤字繰越も本当にありがたい制度ですね。。


そんなわけですべての練習が終了し、ついにe-Taxで本番!
同じ作業を一度練習で経験しているので迷わずスイスイ作成が進み…開業以来不安の種だった青色申告があっけないほどスムーズに終了(^-^)
最後に担当の税理士さんから、税務署へ提出するアンケート用紙と郵送用の封筒を受け取り、記帳指導全4回、すべての工程が終了しました。


思い起こせば昨年6月、青色申告をしようにも何から手を付ければ良いかわからなかった初心者の私が藁にもすがる思いで税務署の記帳説明会に参加し、そこで初めて知った記帳指導という制度。
税務署が無料でこんなに手厚いサポートをしていることに正直かなり驚きでした。
また、会計ソフトを買わずとも日々の簡単な作業の積み重ねで申告書類ができることをわかりやすく教えていただいた税理士さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
難しそうだからとあきらめず自分でやってみたことでとっても勉強になったし、申告ができたことで苦手意識もなくなって本当に良かったです。


もしこれから開業される方がこのブログにたどり着いてくださっていたら…ぜひ開業届と青色申告承認申請を提出して、税務署のサポートを積極的に活用されることをお勧めします!


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posted by グリーンジャック at 17:03| Comment(0) | 青色申告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月12日

第3回目の記帳指導を受けました!

先日、税務署から税理士さんを無料で派遣していただける「記帳指導」の第3回目が終了しました。
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※記帳指導を受けることになった経緯はこちら。
http://green-jack.seesaa.net/article/401696155.html
※第1回目の記帳指導で学んだことはこちら。
http://green-jack.seesaa.net/article/404051057.html
※第2回目の記帳指導で学んだことはこちら。
http://green-jack.seesaa.net/article/406168199.html


【第3回目の記帳指導の概要】
・第2回目の指導後に進めた仕訳日記帳のチェック
・第2回目で指導で要修正となった貸借対照表、損益計算書のチェック
・青色申告の書類について
・質疑応答

まずは、仕訳日記帳のチェック。
売上や経費の出入りもだいぶパターン化されてきて、仕訳にもだいぶ慣れてきました。
結果はすべて問題なしでした☆

今回、イレギュラーな出費として自転車を購入しました。
もともとガタがきていたのをだましだまし乗っていたのですが、先月ついにご臨終と相成りまして…
住宅地をまわるシッターのお仕事には自転車が欠かせないため、すぐに新たな“愛車”を迎えました。
ご参考までに、自転車は車体の購入費用も購入時に支払う防犯登録料もすべて経費計上することができます。
車体は「消耗品費」、防犯登録料は「支払手数料」(「雑費」でも良いそうです)の科目を使いました!


続いて貸借対照表、損益計算書の修正内容のチェック。
前回の指導で間違っている部分とその理由を細かく教えていただいたので、ひたすらその修正を行ったところ、今回はすべて問題なし☆
仕訳日記帳、貸借対照表、損益計算書の数字がすべてリンクし、整合性がとれました。


最後は本日の本題、青色申告の書類のお勉強。
国税庁ホームページ『確定申告書等作成コーナー』で実際の書類を見ながら、どのような流れになるのか説明を受けました。
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/kakutei.htm

私に必要な書類は
1.確定申告書B 第一表
2.確定申告書B 第二表
3.確定申告書B 第四表
4.所得税青色申告決算書(一般用)
5.給与所得の源泉徴収票
の5種類。
※3は、今年が開業初年度で開業費等がかかり、経費が売上を上回る見込みのため、赤字分を次年度以降に繰り越すための書類です。
初年度から黒字の順風満帆な方は、この書類を出す必要はありません(笑)
※5は、開業前に働いていた勤め先からの給与額を申告するために提出するので、今年開業した事業でしか所得を得ていない場合は、この書類を出す必要はありません。

そしていざ、書類の入力練習開始。
おそるおそる見てみると、貸借対照表・損益計算書で見慣れた科目ばかり…そう、ここから先は申告書類の各科目に、自分で作った貸借対照表・損益計算書の該当科目の数字を転記していくだけでいいのです!
最大の難関だと思っていた申告書類の作成が実は難しい作業ではないとわかり、肩の荷が下りました。。
日頃コツコツ仕訳をし、貸借対照表・損益計算書がきちんと集計できていれば、申告シーズンに頭を悩ませることはないのですねー♪

そして、私は開業前も確定申告にe-Taxソフトを使っていたので、青色申告にもe-Taxソフトを使うことにしました。
これなら混雑した税務署の窓口に行く必要もありません♪
なんだかうっすらとゴールが見えた気分です。


また、指導の合間には業務で使用している請求書や領収書のフォーマットについても改善のアドバイスをいただきました。
記帳指導、本当にありがたいことづくしです。。


いよいよ最終回となる第4回記帳指導は1月予定。
次回で青色申告書類が完成します…乞うご期待!?


余談ですが…
記帳指導直前、看板猫のキキは税理士さんをお迎えする部屋で日向ぼっこ。
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内弁慶につき税理士さんが来る前に別の部屋に逃げておくように言い聞かせたのですが一向に動く気配がなく、とうとう税理士さんと鉢合わせに!
税理士さんに「かわいい〜」と声をかけていただくも、血相を変えて逃げて行ってしまいました。
だから言ったのに〜(笑)


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posted by グリーンジャック at 15:40| Comment(0) | 青色申告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月28日

第2回目の記帳指導を受けました!

先日、税務署から税理士さんを無料で派遣していただける「記帳指導」の第2回目が終了しました。
※記帳指導を受けることになった経緯はこちら。
http://green-jack.seesaa.net/article/401696155.html
※第1回目の記帳指導で学んだことはこちら。
http://green-jack.seesaa.net/article/404051057.html
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【第2回目の記帳指導の概要】
・第1回目の宿題だった仕訳日記帳のチェック、修正
・貸借対照表の作成
・損益計算書の作成
・質疑応答

まずは、仕訳日記帳を作成してみて疑問に思った部分を片っ端から税理士さんに質問しました。

◆質問1◆
「元入金や開業費の仕訳、摘要には何て書けばいいの?」

◆質問1の回答◆
・元入金の仕訳には、摘要は書かなくてよいそうです。
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・開業費の仕訳については、別紙に開業費の明細を作ったので、摘要欄に“別紙明細参照”と書いておけばよいそうです。
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どちらも、なんだか悩む必要すらなかった…という感じでした(^-^;


◆質問2◆
「カード決済している電話代やサーバー使用料、決済日と銀行引落日のどちらの日付で仕訳すればいいの?」

◆質問2の回答◆
貸方科目に“事業主借”を使うのであれば、金額が確定した日(=メールなどで決済通知が来た日)でよいとのこと。
カードで買い物をした時、引落日ではなく買い物をした日で仕訳をするのと同じことですね。
ただし、相手先から通知が来ない(カードの明細が来るまで金額がわからない)ものもありますので、引落日にまとめて仕訳する方がやりやすければそれでもいいそうです。
要は金額が確定した日にするのか、引落日にするのか、どちらかに統一しておけばどちらでも良いということでした。
これまた、悩むほどのことではありませんでした(^-^;


◆質問3◆
「ペットシッターは事前打合せ時に料金を前払いいただくことが多いけれど、売上の仕訳は前払いいただいた日と実際にシッターを行った日、どちらの日付で仕訳すればいいの?」

◆質問3の回答◆
本来であれば前払いいただいた料金はいったん前受金とし、実際にシッターに行った日に前受金から売上に振り替えるのが正しいそうですが、そこまで厳密に管理しなくても、前払いいただいた日に売上として計上してしまってよいとのことでした。
↓つまり、この1行だけでOK!
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ただし、年をまたぐ場合(年末〜年始にかけてのシッター依頼の場合)、12月分は前払日に売上計上し、1月分は前受金としておいて次年度で売上計上する必要があるそうです。
そのため、請求書なども12月分と1月分を2枚に分けて発行することが望ましいとのことでした。

また、前払いいただいた後キャンセルになり返金をする場合は、初めからいただかなかったことにして仕訳には含めなくてよいそうです。

そして、シッターの場合、お客様からシッター料金の他に出動回数分の実費交通費をいただくことがありますが、その場合交通費相当分は預り金としておき、実際にシッターに行った日に預り金から出費したという仕訳をしなければならないとのことでした。

・事前打合せでシッター料金と交通費をいただいた場合
<事前打合せ日の仕訳>
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<実際にシッターに行った日の仕訳>
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◆質問4◆
最後に、事業用に作った口座の仕訳について質問しました。

◆質問4の回答◆
・事業用の口座を開設した日の仕訳
通常口座開設時には1円以上の入金を求められるので、その入金分の仕訳をします。
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・利息がついた場合の仕訳
年に2回、利息が付いた際の仕訳です。
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・お客様から事業用口座に代金を振り込んでいただいた場合の仕訳
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※この振込額に交通費が含まれている場合はもう1行、預り金の仕訳も忘れずに!

・現金を事業用口座に預け入れた場合の仕訳
現金でいただいた売上等を事業用口座に貯金する場合の仕訳です。
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…というわけで、質問攻めを終えたところですでに時間が半分以上過ぎてしまい、ペース配分大失敗(笑)
その後、税理士さんに仕訳日記帳をざっとチェックしていただきましたが、細かな修正を除いてはほぼ問題なさそうでホッとひと安心。
急ぎ足で次のステップへ進みました。


続いては貸借対照表と損益計算書の作成です。
今回の指導を受ける前、こちらのサイトを参考に自力で貸借対照表と損益計算書を作成してみました。

えくしん青色簿記〜EXCELで簡単青色申告〜
http://exsin.1-shop-net.com/

帳票の体裁はこのサイトから拝借し、数値は仕訳日記帳とリンクさせ、SUMIF関数を使って各科目ごとのトータルが反映されるようにしました。
こちらは半信半疑でやっていたので間違いだらけでしたが、苦戦しながらも一度自力でやってみたことでポイントが理解しやすくなりました。
以下、貸借対照表・損益計算書作成のポイントです。


◆貸借対照表◆
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・年始から年末までの財産の動きを記載する書類です。開業初年度で1月1日開業でない場合は開業日の日付が@とBのところに、AとCには12月31日と記載します。開業2年目以降は、@とBは1月1日と記載します。
・借方貸方共に、@とBの列には開業日時点の金額を、AとCの列には年末時点の金額を記載します。
・私のようにペットシッターの場合商品を売るお仕事ではないため、在庫や棚卸を考える必要がなく、固定資産にするような高価な商売道具があるわけでもなく、料金も前払いが基本なので売掛金の管理もなし。まだまだ売上額も小さいので消費税も不要…というわけで、借方科目は現金、その他預金、繰延資産のみを入力するだけ。貸方も同様に使わない科目だらけのため、事業主借、元入金、当期純利益のみを入力したらOKでした。

結果、@とBの列の合計と、AとCの列の合計がそれぞれ一致していれば正解です!


◆損益計算書◆
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・年始から年末までの売上と経費の動きを記載する書類です。開業初年度で1月1日開業でない場合は「自」に開業日の日付を、「至」には12月31日と記載します。開業2年目以降は「自」の日付は1月1日と記載します。

こちらは売上や各種経費の項目がもれなくトータルされていればOKです。


今回は内容がかなり盛り沢山で1時間の記帳指導後は頭がパンパンになってしまいましたが、一方的に説明を受けてそれに従って帳票の作成を進めるよりも、宿題を出してもらい疑問をリストアップしておいて、質疑応答と答え合わせをしてもらいながら学ぶ方が効率が良いことを実感しました。
改めて思うことは、宿題ってとても理にかなった勉強法ですねー。
分からないなりに一度もがいてみることの大切さを痛感しました。

第3回記帳指導は11月予定。
次回は実物の青色申告の書類について勉強します!


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posted by グリーンジャック at 14:31| Comment(0) | 青色申告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月20日

第1回目の記帳指導を受けました!

先日、税務署から税理士さんを無料で派遣していただける「記帳指導」の第1回目が終了しました。
※記帳指導を受けることになった経緯はこちら。
http://green-jack.seesaa.net/article/401696155.html

事前に担当の税理士さんからお電話をいただいて日程調整をし、当日は税理士さんが事業所(自宅)まで来てくださいます。
“税理士さん”というとスーツを来た七三分けのお堅いオジサマが来るイメージ(税理士さん、ごめんなさい…)だったのですが、担当してくださったのが女性の税理士さんでひと安心。
とても気さくでお話ししやすい方だったので、つい次々と質問攻めにしてしまい、あっという間の1時間でした(^-^;

ここで、これから個人開業される方への参考と自分の忘備録もかねて、今回教えていただいたことをまとめておきたいと思います。
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【第1回目の記帳指導の概要】
まずは青色申告制度や記帳について、レクチャーがありました。
全体的な概要は税務署の記帳説明会で説明があったので、特に下記のポイントに絞ったお話でした。
・帳簿の記帳方法について
・帳票類の保存期間について
・消費税課税事業者について
・青色事業専従者(家族を従業員にする場合の対応)について

レクチャーが終わり、ついに記帳の実践へ。
私はひとくちに“記帳”と言ってもどんな書類を用意して、その書類の1行目にまず何を書けばよいのか、完全にスタートでつまずいていました。
4月に開業し、8月のこの時点で記帳を全くしていないというお恥ずかしい状況の中、唯一記録していたのが、開業準備を始めたときから記帳指導当日までのお金の出入りの記録。
日付、支出または収入の金額、相手先名、摘要をEXCELで表にまとめたごく簡単なものでしたが、この書類を作っておいて助かりました。

税理士さんにまず教わったのは、前述の書類をもとに“仕訳日記帳”を作成すること。
仕訳日記帳とは日々の仕訳(=お金の出入り)をひたすらつけていくもので、会計ソフト買わない派の私はこれもEXCELで作成。
1行目、横列の項目は
・番号(仕訳1件につき1つの番号をふる)
・日付
・借方(左側)勘定科目
・借方金額
・貸方(右側)勘定科目
・貸方金額
・相手先名
・摘要
・備考
といったところ。
勘定科目にはコード番号をふっておき、コードを入力すると科目名が表示される関数(VLOOKUP)を設定しておけば後々が楽です。
2行目以降に日付順に仕訳を入力していきます。

――ここから、具体的な仕訳の入力方法です――

まず初めに、開業日の日付で2件の仕訳を入力します。

1件目は元手として事業用の現金を確保する仕訳。
例えば最初に用意した資金が10万円だったとしたらこんな感じです。
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2件目は開業準備のためにかけた費用の仕訳。
開業日までに使ったお金はすべてこの1行に集約します。
開業準備については期間の定めはないので、何年か前のものでも良いそうです。
私の場合、仕事用に購入した備品や事務用品などの他、3年前から開業のために資格をいくつか取得したのでその受講料や受験料、講習会に行くための交通費、ライセンスの申請料などをすべてここにカウントしました。
例えば準備にかかった費用が総額30万円だったとしたらこんな感じです。
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ちなみに、開業費は「資産」とみなされ、開業した年に償却しても、翌年以降の売り上げの多い年に償却しても良いそうです。

なお、この30万円の仕訳には内訳が必要です。
私は記帳前に作っていた表の、開業日までのものを抜きだし、領収書等の証拠書類とともにまとめておきました。
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3件目以降は、開業日翌日以降の日々のお金の出入りの仕訳。
私は事業用の物もプライベートのカードや銀行口座からかなり支払っているので仕訳がややこしくなるのでは…と心配していましたが、これは「事業主借」「事業主貸」という勘定科目を使うことで簡単に仕訳できると聞き、ほっとひと安心。
例えばプライベートのカードや口座から事業用にお金を使った場合には貸方に「事業主借」を、反対に、売上を得てそれを家計に使用する場合は借方に「事業主貸」を登場させればよいのです。

以下、税理士さんから教えていただいた仕訳の具体例をいくつかまとめておきます。

・事業用に分けた現金で備品や事務用品を購入した場合
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・備品や事務用品を個人の電子マネーで購入した場合
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・事業用の電話代を個人のクレジットカードで支払った場合
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・仕事の移動に個人のSuicaやPASMOを使用した場合
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・ホームページ制作やパンフレット印刷を外注し、代金を個人の銀行口座から支払った場合
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・事業用の現金を補充する場合
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・売上が入った場合
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そして、仕訳日記帳を付けるのと並行し、領収書の整理も行います。
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領収書は小さなものはA4のコピー用紙などに貼って(写真左側)、電話代など明細があるものはその原紙(写真右側)をファイリングする…というのが税理士さんおすすめの保管方法でした。
その際、仕訳日記帳の番号を領収書にも記載しておくと、後で照合しやすくなります。


そんなわけで、ここまで教えていただいたことにのっとって仕訳日記帳を作成し、領収書を整理してみましょう…というのが、第2回目の記帳指導までの宿題となりました。
とってもわかりやすく教えていただいたので、今まで悩んでいた仕訳がスイスイできるようになり、なんだか賢くなった気分♪

とはいえ、やり始めてみると、
「元入金や開業費の仕訳、摘要には何て書けばいいの?」
「カード決済している電話代やサーバー使用料、決済日と銀行引落日のどちらの日付で仕訳すればいいの?」
「ペットシッターは事前打合せ時に料金を前払いいただくことが多いけれど、売上の仕訳は前払いいただいた日と実際にシッターを行った日、どちらの日付で仕訳すればいいの?」
など、新たな疑問がムクムク湧いてきます…。
それについては次回に質問し、またここにまとめたいと思います。

第2回記帳指導は来月。
次は税理士さんに宿題の仕訳日記帳をチェックしていただき、これらを貸借対照表・損益計算書にまとめる作業へと進みます!


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posted by グリーンジャック at 17:35| Comment(0) | 青色申告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする